ドイツで暴れるアシストマシーン 快速アタッカーは今後もバイエルンと共に

今季バイエルンで充実の時間を過ごしているコマン photo/Getty Images

「ここで十分に満たされている」

今冬、他クラブへの移籍も噂されているバイエルン・ミュンヘンの快速アタッカーだが、彼は今後も長くドイツの絶対王者でプレイを続けることとなりそうだ。2020-21シーズンに同クラブで重要な存在となっているFWキングスレイ・コマンが、自身の今後について口を開いている。

2017年夏の加入以降、バイエルンのサイドアタックを支える存在として渋い活躍を続けてきたコマン。しかし、今季はさらにその存在感が増していると言っていい。開幕前にはクラブがマンチェスター・シティからFWレロイ・サネを獲得したことで出場期間の減少も予想された同選手だが、ここまでは公式戦15試合で5ゴール9アシストを記録する活躍を披露。定位置を奪われるどころか、さらにその影響力を高めることに成功している。先日はクラブOBのディートマー・ハマン氏から「今のバイエルンで最高のウインガー」とも評価されたほどだ。

そんなコマンには、今冬マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティからの関心が現地メディアによって伝えられていた。今季のパフォーマンスを見れば、他クラブが欲しがるのも当然と言えるだろう。しかし、現時点でコマン自身に移籍の意思は全くないようだ。独『Sport Bild』に対して、同選手は今冬における自身の去就に関して次のように述べている。
「さまざまなクラブが僕に興味を持ってくれているのは良いことだ。その事実は僕に自信を与えてくれる。だけど、僕は2023年までバイエルンと契約を結んでいるんだ。その間はこのクラブのことしか考えないよ。ここで僕は十分に満たされているんだ。バイエルンの一員でいられることに幸せを感じているよ。サネが来るとわかった時には出場機会が減るんじゃないかと思ったけど、幸いなことにそれは今の時点で起こっていない。僕は24歳だから、多くの試合でプレイしなければならない。だから、良かったね」

これからも契約が続く限りはバイエルンでのプレイに集中すると宣言したコマン。はたして、ドイツの絶対王者でこの24歳は今後どこまでその地位を確固たるものとしてくるのだろうか。2020-21シーズンにアシストを量産する快速アタッカーのプレイからは今後も目が離せない。

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