ミランが駆け抜けた2020年 赤黒軍団が残したバイエルン&レアルに次ぐ数字

2020年はミランにとって素晴らしい1年となった photo/Getty Images

イタリアの名門が取り戻した影響力

2020年もそろそろ終わりを迎えようとしているが、今年のサッカー界で最もサプライズを巻き起こしたチームといえばどこか。おそらく、イタリア・セリエAにて現在進行形で快進撃を披露しているACミランを挙げる人も多いだろう。2019-20シーズンの後半戦から現在にかけて、彼らは絶好調をキープしている。

ここ7年間で一度もトップ4入りを果たすことができずに燻っていた名門が巻き起こすサプライズ。ファンはさぞ興奮していることだろう。そんなミランが2020年に残した戦績が、実に興味深いこととなっている。実は同クラブ、今年行われたリーグ戦における1試合平均の獲得勝ち点数が、バイエルン・ミュンヘン(2.63ポイント)とレアル・マドリード(2.29ポイント)に次ぐ数字となっているのだ。

2020年にミランがセリエAで記録した1試合平均勝ち点数は2.26ポイント。さすがにドイツの絶対王者やスペインの白い巨人にこそ及ばなかったものの、これは欧州4大リーグに所属する全クラブの中で3位にランクインする数字だ。戦うリーグが違うだけに単純比較はできないが、あのリヴァプール(2.14ポイント、4位)をも凌駕する成績を今年のミランは記録することに成功している。これは驚くべき事実と言えるだろう。

昨季冬の移籍市場で復帰したFWズラタン・イブラヒモビッチに導かれ、名門としての矜持を取り戻すべく奮闘するミラン。加入からしばらくはこのベテランFWに頼りきりなイメージもあったが、ここ数試合は彼の不在時にも安定して複数得点を奪えるようになっている。好不調の波が小さくなったという点で、この1試合平均2.26ポイントという数字は平均年齢24.52歳の若いチームが成長している証と捉えることもできるはずだ。

ここ数年間は長く中堅クラブ並みの成績しか残せていなかったミランだが、ついに彼らは出口の見えなかったトンネルを抜け出したのだろうか。2020年に欧州4大リーグでもトップクラスの強さを誇ったイタリアの名門が、いよいよ完全復活を遂げようとしている。

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