ヘタフェは久保建英に合うのか 得点数“ワースト2位”クラブという現状

ビジャレアルで苦戦する久保 photo/Getty Images

ビジャレアルより攻撃の機会は限定される

ビジャレアルへのレンタル移籍は失敗に終わってしまうのだろうか。日本代表MF久保建英にとって今季の前半戦は非常に苦いものとなってしまった。

ヨーロッパリーグへの出場権も持っていたビジャレアルへのレンタル移籍は久保にとって大きなステップであり、昨季レンタル移籍していたマジョルカよりも攻撃面での自由度が増すと考えられていた。しかし指揮官ウナイ・エメリの信頼を100%掴んだとは言えない状況で、今冬にもクラブを離れる噂が浮上している。

スペイン『as』などは次なるレンタル移籍の候補地として同じリーガ・エスパニョーラのヘタフェを挙げているが、問題は久保がヘタフェに合うのかどうか。ビジャレアルに比べると、ヘタフェは現在リーグ戦14位と下位に位置している。当面の目標は残留を確実にすることであり、選手層的にもビジャレアルより出番を掴みやすいはずだ。

しかし、マジョルカ時代と似たような展開になることも考えられる。ビジャレアルは今季リーグ戦で4番目に高い55.8%のポゼッション率を記録しており、平均パス成功率も84.7%と高い。一方でヘタフェのポゼッション率は全体14番目の45.5%まで落ちる。パス成功率も66.9%と低く、久保にどこまで攻撃機会が訪れるかは分からない。

1試合平均シュート本数もワースト4位の9.1本と少なく、リーグ戦12得点という数字もエイバルと並んでワースト2位だ。攻撃に強みを持っているチームでないのは明らかで、昨季のマジョルカと同じように攻撃の機会は限定されている。

ヘタフェの右サイドはサイドバックも務めるアラン・ニョム、昨季マジョルカで久保とチームメイトだった21歳のクチョ・エルナンデス、経験豊富な30歳のフランシスコ・ポルティージョ、29歳のアブドゥライ・ディアビらが主に担当しているが、久保のクオリティならポジションを確保することはそれほど難しくないだろう。それでも、ビジャレアルに比べて守備面で我慢の時間が増えるのは間違いない。

ヘタフェは1試合平均のドリブル成功数がリーグワースト3位の7.1回と少なく、久保が入れば突破力は多少増すだろう。右サイドの攻撃を強化する目的で久保に興味を示すのも頷ける。

このままヘタフェに向かうならば、久保にとってはステップダウンになるかもしれない。レンタル移籍では何よりも出番確保が重要だが、果たしてヘタフェは久保に合うのか。(『データは『WhoScored.com』より)

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