アーセナルを救うのは将来有望な“ヤングガンズ” 若き才能の躍動に刮目せよ

マルティネッリら若い選手たちはアーセナルの希望となれるか photo/Getty Images

ファーディナンド氏も将来性を評価

2020-21シーズン、思うように勝ち点を積み上げることができていなかったアーセナルだが、ここから若い力を中心に反撃なるか。ガナーズに希望が見え始めた。

第15節終了時点では、まさかの15位に甘んじていたアーセナル。しかし、そんな彼らの風向きは変わりつつあると言っていいだろう。試合開始前から勝利は絶望的とも考えられていた第16節でチェルシー相手に白星をあげると、ガナーズは現地時間29日に行われた続く第17節のブライトン戦にも勝利。連勝を飾り、長かったトンネルを一旦は抜け出すことに成功した。

その立役者となったのが若い選手たちだ。チェルシー戦にて、ミケル・アルテタ監督は大幅なスタメンのメンバー変更を決断。それまでウィリアンやピエール・エメリク・オバメヤンといった経験豊富なアタッカーに頼ることも多かった前線に、この試合はMFエミール・スミス・ロウ(20)やFWガブリエウ・マルティネッリ(19)などの若い力を積極起用。その結果、MFブカヨ・サカ(19)も含めたこれらのヤングスターが躍動し、アーセナルは長いトンネルを抜け出すこととなった。
そんな、アーセナルに希望の光を照らした若手たちに大きな期待感を抱いている人物がいる。その人物とは、かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏だ。同氏はなかでもマルティネッリとサカのコンビは将来恐ろしいユニットになる可能性を秘めていると、英『FIVE』へ次のように語った。

「マルティネッリには昨季から注目していたよ。彼とサカは素晴らしい関係を築いており、数年後には恐ろしいコンビになると私は確信している。非常に怖い存在だ。連携面も素晴らしい。そして、そんな彼らを後ろから(キーラン・)ティアニーが支援しているのは恐ろしいね。マルティネッリは凄まじい選手になるだろう。彼にはとても巨大な才能を感じる。彼もサカも怪我だけはしないように気をつけてほしいね。彼らが今後順調に育っていくことを期待しているよ」

今季厳しい状況に立たされる中でも、期待の若手たちが順調に頭角を現し始めたアーセナル。はたして今後、同クラブは将来有望な“ヤングガンズ”を中心にプレミアでの影響力を取り戻してくることとなるのだろうか。名門の復活を支えるのは、優秀な若き才能たちかもしれない。

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