インテルで過ごした“空白の1年” 悩めるテクニシャンの退団は秒読みに

昨冬鳴り物入りで加入するも、インテルでは苦しい時間が続いていたエリクセン photo/Getty Images

「放出リストに載っている」

2019年1月に大きな期待を背負ってイタリアにやって来たテクニシャンだが、彼は結局チームに何も残せないままミラノの街を去ることとなるのか。インテルに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンのネッラズーリにおける旅路は、早くも終わりを迎えることが濃厚なようだ。

昨季冬の移籍市場で加入した際には、間違いなく主役級の活躍を期待されていたエリクセン。スクデット獲得に向けた最後のピース。彼のことをそのように思っていたファンも相当に多かったことだろう。それもそのはず。なにしろ、彼はイングランド・プレミアリーグでも指折りのチャンスメイカーとして認知されていた存在。周囲の期待が大きくなるのは無理もなかった。

しかし、蓋を開けてみれば、エリクセンはインテルで大苦戦を強いられることに。彼が最も得意とするトップ下のポジションはチームに存在せず、アントニオ・コンテ監督もなかなか彼を長い時間起用しない。今季はここまで公式戦12試合に出場するも、そのプレイタイムはわずか373分。試合終了間際に投入される試合も多く、彼のチーム内における存在感は日を追うごとに薄くなっている。

そんななか、インテルのCEOを務めるジュゼッペ・マロッタ氏が同選手の去就に関して決定的なコメントを発した。同氏は伊『Sky Sport』からエリクセンの今冬去就について問われた際、このテクニシャンはすでに今冬移籍市場における放出リストに載っている回答。退団は既定路線だと次のように語っている。

「たしかに、エリクセンは我々の放出候補リストに名前が載っている。彼は1月にインテルを去ることとなるだろう。クラブが持っているプランにおいて彼は機能していないし、インテルで結果を残すのは今後も難しいだろう。ここではないどこかで自分の居場所を見つける方が、エリクセンにとっても正しいこととなるはずだ」

今後インテルが歩んでいくプランの中で、エリクセンが居場所を見つけるのは難しいと判断したことを明かしたマロッタ氏。たった1年での退団は判断が早すぎるかのようにも思えるが、これはエリクセンのキャリアも考慮してのことなのだろう。ネッラズーリで“空白の1年”とも言える悪夢のような時間を過ごすこととなってしまったテクニシャンだが、はたしてエリクセンはまた別のクラブでかつての輝きを取り戻すことができるのだろうか。デンマーク代表MFが再びかつての輝きを取り戻すことに期待したいが、今後どうなるかは注目したいところだ。

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