“2億ポンド以上”かけても見えぬ頂点 マンU、アーセナルは成長しているか

CLグループステージ3位に沈んだマンU photo/Getty Images

2018年夏から補強は積極的だが

プレミアBIG6と呼ばれるクラブのうち、ここ数年苦戦が目立っているのがアーセナルとマンチェスター・ユナイテッドだ。どちらのチームも優秀な選手を抱えているのだが、思うような結果が出ない。

アーセナルは現在もリーグ戦15位に沈んでおり、このままでは今季もトップ4入りは難しいだろう。一方のマンUもチャンピオンズリーグ・グループステージ通過に失敗。パリ・サンジェルマン、ライプツィヒと同居する厳しいグループだったとはいえ、3位でヨーロッパリーグに回ることになったショックは大きい。

気になるのは近年の補強か。米『ESPN』によれば、アーセナルは2018年夏より計2億2172万ポンド、マンUの方は2億3962万ポンドを補強に投じている。莫大な補強費と言えるが、それが思うような結果に繋がっていない。

マンUの方はMFフレッジ、ブルーノ・フェルナンデス、DFアーロン・ワン・ビサカなどヒットしている補強もある。ただ、1人1人にかかっているコストが大きい。

DFハリー・マグワイアには8000万ポンド、ブルーノ・フェルナンデスには4700万ポンド、アーロン・ワン・ビサカは5000万ポンド、フレッジには5200万ポンドと、こうした補強が移籍金の合計額を押し上げている。

その一方で退団したFWロメル・ルカクがインテルで爆発したり、DFクリス・スモーリングがローマで活躍するなど、放出組の数名が活躍していることはサポーターにとって少し複雑か。大金をはたいて補強には動いているが、チーム力が全体的にアップしているかは微妙なところだ。

リーグで下位に沈むアーセナル photo/Getty Images

アーセナルの方は補強が今ひとつヒットしていない

アーセナルは2018年夏に獲得したMFルーカス・トレイラ、マッテオ・グエンドウジ、DFソクラティス・パパスタソプーロスらがあまりヒットしなかった。グエンドウジも当初は活躍したが、次第に問題児と指摘されるようになり、今はヘルタ・ベルリンにレンタル移籍している。大ヒットとまでは言えないか。

また2019年夏に7200万ポンドもの移籍金で獲得したFWニコラ・ペペもまだ金額に見合う働きは出来ていない。能力は高いが、やや適応に時間がかかっているのは残念なところ。

サンテティエンヌから2700万ポンドで獲得したDFウィリアム・サリバもまだ戦力になっていない。こちらは19歳と若いことも考慮しなければならないが、今季の即戦力と考えていたサポーターもいるはず。このスタートは少々残念だ。

今夏に獲得したDFガブリエウ・マガリャンイス、MFトーマス・パルティは能力的にもヒットと言えそうだが、2018年夏から考えるとチーム力が劇的に上がったとは言えないか。ブラジルのイトゥアーノから獲得した19歳FWガブリエウ・マルティネッリが想像以上にヒットしたことは大きな収穫だったが、ここ2年の補強でヒットと呼べるのはこの3人くらいだろう。

かけている金額から考えると、両クラブとも現状には納得していないはず。さらなる補強が必要となるのか。まだ両クラブにプレミアリーグ制覇への道筋は見えない。

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