チェルシーが熱視線を送る18歳の逸材とは 身体能力高すぎる若き左SB

イングランドの世代別代表にも選ばれているボンズウェル photo/Getty Images

陸上大会でも通用した身体能力

今夏は移籍市場にて総額2億2600万ポンド(約310億円)とも言われる金額を費やし、即戦力の獲得に尽力したチェルシー。GKエドゥアール・メンディ、DFチアゴ ・シウバ、MFカイ・ハフェルツ、MFハキム・ツィエク、FWティモ・ヴェルナー……。皆チームの重要な戦力となっており、この補強は今のところ素晴らしい成果を上げていると言っていいだろう。

そんな成功もあり、今後チェルシーの補強は即戦力よりも未来ある若者を中心に確保していく形となるのか。英『football.london』によると、ブルーズはその筆頭候補に今冬さっそくアプローチをかけるという。ターゲットとなっているのは、RBライプツィヒに所属する18歳のマシュー・ボンズウェルだ。同選手はイングランドの世代別代表にも選ばれている左サイドバック。今季はオランダのドルトレヒトにレンタル移籍をしており、ここまで公式戦7試合に出場している。

ボンズウェルが持つ最大の強みは、その身体能力。母国イングランドで2017年に開催された陸上大会にノッティンガムシャー州の学生代表として出場した同選手は、この大会において三段跳びで銀メダルを獲得したほどの逸材だ。200m走でも州代表として同大会に出場しており、そのスピードもまた驚異的。まだ荒削りな部分こそあるものの、ポテンシャルは最高級のものを備えていると言っていいだろう。左SBだけでなく、センターバックやサイドアタッカーを務めることができるユーティリティ性も魅力的だ。
今夏チェルシーは左SBにレスター・シティからDFベン・チルウェルを補強したものの、彼の代役を務める選手のクオリティにフランク・ランパード監督は満足していないとされる。2020-21シーズンはエメルソン・パルミエリやマルコス・アロンソでなんとか凌げるかもしれないが、先のことと考えて有望な若手をバックアッパーに据えたいと考えるのは当然か。その筆頭候補となっているのがボンズウェルとのことだが、はたして今冬チェルシーに若きイングランド人DFはやってくるか。ライプツィヒもそう簡単にこの18歳を手放すとは考えづらいが、ブルーズは虎視眈々と若き才能の獲得を狙っている。

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