モウリーニョも絶賛せずにはいられない トッテナムの“黄金コンビ”は攻守に輝く

アーセナル戦で共に1G1Aの活躍を見せたソン・フンミン(左)とケイン(右) photo/Getty Images

今季大躍動のゴールデンペア

トッテナムの黄金コンビが止まらない。今季ここまで好調のトッテナムを牽引する攻撃陣の要が、また火を吹いた。

その黄金コンビとは、もちろん韓国代表FWソン・フンミンとイングランド代表FWハリー・ケインの前線ペアだ。現地時間6日に行われたプレミアリーグ第11節のアーセナル戦にて、2-0の勝利を収めたトッテナム。その2点は、いずれもこのコンビによって生み出された得点だった。

まずは13分の先制シーン。味方PA内のクリアから繋がってきたボールをハーフウェイライン手前の中央で受け取ったケインは、これを収めるとすかさず左サイドを駆け上がってきたソン・フンミンの前方へとパスを出す。すると、このパスに追いついた韓国代表FWは少し様子を見ながら中央へカットインし、PA外から右足を一閃。ボールは鮮やかな弧を描きながら、ゴール右隅へと吸い込まれていった。まさに個の力。アーセナルが人数をかけて守備をセットしていたにもかかわらず、ソン・フンミンは独力でゴールへの道をこじ開けてみせた。

そして、今度はケインだ。前半終了間際のアディショナルタイム、アーセナルFWアレクサンドル・ラカゼットの華麗なスルーパスがエクトル・ベジェリンへとつながり、スパーズはあわや失点というシーン迎える。しかし、これをクリアしたところからトッテナムの超速カウンターが発動。中盤でボールを拾ったMFジオバニ・ロ・チェルソは、中央にポッカリと空いたスペースを自陣から敵陣バイタルエリアにかけて疾走。相手DFと対峙したタイミングでソン・フンミンにボールを預けると、同選手は右足に持ち替えるフリをしつつ背後を駆け上がってきたケインにラストパス。これを受けた背番号10はそのまま左足の強烈なシュートで、ニアサイドを打ち抜く。黄金コンビの好連携、そしてケインのシュートセンスが光るゴールだった。

この2得点を最後まで守り切り、ライバルとのダービーマッチを制したトッテナム。勝利の立役者は、間違いなくそれぞれ1ゴール1アシストを記録したソン・フンミンとケインの黄金コンビだったと言っていい。そんななか、ジョゼ・モウリーニョ監督も今季絶好調の彼らについてこのアーセナル戦後に言及している。英『Sky Sports』によると、同監督はトッテナムの超速カウンターを成立させる2人のストライカーへ次のように賛辞を送った。

「ソニー(ソン・フンミン)とケインの2人は、まるで動物のように本能的に動くんだ。私はそれが大好きだよ。チームがボールを保持できない時でも、彼らは驚くほど一生懸命に働いてくれる。今日の試合、ケインは自陣ボックス内においてまるでCBかのようにプレイしてくれたし、ソニーは対峙したベジェリンへ常にプレッシャーを与えてくれた。昨今、FWの選手がワールドクラスと呼ばれるためには、ゴールを決めるだけでは不十分という流れになりつつある。だが、この2人はそれを踏まえた上でも十分ワールドクラスと評価されるに値する選手だ。攻守において素晴らしいものを提供してくれる。まさにプロフェッショナルな男たちだよ」

このアーセナル戦において、ボール支配率はわずか30%しかなかったトッテナム。それでも完勝と言える内容でライバルクラブとのダービーを制することができたのは、この2人の攻守にわたる躍動が大きかったことは間違いない。精度抜群のカウンターで威力を発揮する攻撃力はもちろんのこと、味方がピンチとあらば最終ラインにおける守備にも参加するソン・フンミンとケイン。はたして、そんな素晴らしいコンビを擁してトッテナムは悲願のプレミア優勝を掴むことができるのか。長い間タイトルから遠ざかってきたスパーズだが、彼らは今季ようやく報われることとなるかもしれない。

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