地味でもレアル通算“216試合出場” 献身性を武器に生き残ってきた男

レアルのバスケス photo/Getty Images

緊急時にはサイドバックもこなす

銀河系軍団レアル・マドリードにはいつの時代もスーパースターが所属し、結果を残せない者は容赦なく切り捨てられてきた。そんな世界を代表する超ビッグクラブで、献身性を最大の武器に粘り強く生き残ってきた選手がいる。

29歳のMFルーカス・バスケスだ。バスケスはウイングを本職としてきたプレイヤーだが、レアルの前線にはエデン・アザール、マルコ・アセンシオ、ロドリゴ・ゴエス、ヴィニシウス・ジュニオールなどハイレベルな技術を持つアタッカーが揃う。彼らに比べるとバスケスは少々地味な存在だ。

今夏の時点でバスケスに居場所はないかとも考えられていたのだが、バスケスにはスタープレイヤーが持っていない献身性とユーティリティ性がある。それが活かされたのは10月に入ってからで、負傷離脱したDFダニエル・カルバハルに代わってバスケスが右サイドバックに入ることになったのだ。

カルバハルは復帰までもう少し時間がかかると見られており、今後もバスケスがサイドバックを担当していくことになるだろう。昨季までドルトムントにレンタル移籍していたアクラフ・ハキミがレアルに復帰していれば、今頃はハキミが右サイドバックに入っていたはず。しかしハキミはインテルへ移籍したため、レアルの右サイドバックは層が薄くなっていた。バスケスにとっては意外な形でチャンスが巡ってきたわけだ。

気付けばバスケスのレアル通算出場試合数は216試合に達した。以前はクリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルがいたが、その時もバスケスは貴重なバックアッパーとしてジネディーヌ・ジダンの信頼を獲得し続けてきたのだ。スター軍団レアルにも、バスケスのような献身的なプレイヤーが1人は必要だ。

通算216試合に出場して24得点47アシストと、アタッカーにしては成績が物足りない。単純な攻撃力で見ればレアルにふさわしいアタッカーではないだろう。しかしバスケスは粘り強くレアルでアピールを続けてきた。その運動量と泥臭いプレイは今後もジダンに必要とされるはずだ。

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