ただ守るだけではない
開幕から8試合を消化して6勝2分。今季はアトレティコ・マドリードにリーガ・エスパニョーラ制覇のチャンスが巡ってきているのではないか。
今季はバルセロナとレアル・マドリードの二強が躓いており、すでに2位アトレティコと12位バルセロナの間には9点もの勝ち点差がついている。無敗を維持しているのはアトレティコだけで、今のペースを維持できれば2013-14シーズン以来となるリーグ制覇への道が見えてくる。
内容にも注目したい。今季も無敗と聞けばディエゴ・シメオネ率いるアトレティコらしい手堅いサッカーを想像してしまうが、今季のアトレティコは一味違う。現時点でリーグで2番目に多い18得点を挙げており、攻撃で相手をねじ伏せる戦いも出来ている。
ちなみにリーグで最も多くの得点を奪っているのは首位のレアル・ソシエダ(21得点)だが、アトレティコはソシエダより2試合消化が少ない。8試合で18点奪えているアトレティコのスタートは上々だ。昨季は8試合を終えた段階で7得点しか奪えていなかったため、今の攻撃陣の好調さがうかがえる。
スペイン『MARCA』も敵陣で攻撃的なサッカーが出来ていると評価しており、ジョアン・フェリックス、ルイス・スアレス、ヤニック・フェレイラ・カラスコらが揃う攻撃陣はかなり豪華だ。
ただ守るだけでなく、攻撃で確実に相手を崩してリーグ制覇へ。これまでと一味違うアトレティコこそ今季リーガの頂点に立つクラブか。