“因縁”のオールド・トラッフォードで4発 テベスが魅せた超絶FK弾にファンは……

圧巻のプレイをみせたテベス Photo/Getty Images

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かつての輝きを見せる

元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス氏が、チャリティーマッチ「Soccer Aid 2025」においてワールドイレブンの一員として出場し、オールド・トラッフォードの地で4ゴールを挙げる活躍。ブーイングの渦中で圧巻のゴールショーを披露し、チームの逆転勝利に大きく貢献した。

41歳となったテベス氏は、途中出場ながら、わずか15分間で4得点を記録。いずれのゴールにもスタンドからは激しいブーイングが浴びせられた。特に3点目は鮮烈な直接フリーキック。全盛期を彷彿とさせる鋭さと正確性でネットを揺らし、“敵地”を静まり返らせた。

テベス氏は2007年から2シーズン、ウェストハム・ユナイテッドからのローンという形でマンチェスター・ユナイテッドに在籍し、プレミアリーグ連覇やUEFAチャンピオンズリーグ制覇を経験。しかし2009年に宿敵マンチェスター・シティへ電撃移籍を果たしたことで、ユナイテッドサポーターからは“裏切り者”の烙印を押された。
今回の試合でも、場内アナウンスで名前が呼ばれた瞬間からブーイングが巻き起こり、得点のたびにその音量は増していった。それでもテベス氏は表情ひとつ変えずゴールを量産。試合はテベス氏の活躍もあり、0-3から5-4にひっくり返し、ワールドイレブンがイングランド代表相手に大逆転勝利を収めた。

この試合はUNICEF支援を目的としたチャリティイベントであり、勝敗以上に注目されたのは、41歳となってなお輝きを失わないテベス氏の存在感だった。因縁深き舞台で、かつての英雄が改めてその名を刻んだ夜となった。

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