マンUで衝撃デビュー飾った逸材は今 29歳になったアタッカーが見つけた居場所

パナシナイコスでプレイするマケーダ(右) photo/Getty Images

当時の衝撃は今も忘れられていない

2009年、マンチェスター・ユナイテッドで衝撃的なデビューを飾った者がいた。

10年以上経っても高い知名度を誇っているFWフェデリコ・マケーダである。

2009年の4月に行われたアストン・ヴィラ戦でデビューした当時17歳のマケーダは、後半アディショナルタイムに見事なターンから得点を記録。チームを劇的な形で勝利へと導いたのだ。
17歳でデビュー弾を決めたとなれば、その後の大活躍をサポーターが期待するのも無理はない。ウェイン・ルーニーらのようにクラブを背負って立つ逸材になると誰もが考えていた。

しかし、マケーダはその期待に応えられなかった。マンUでは通算5得点しか決められず、2014年にはカーディフ・シティに完全移籍することになってしまった。

マケーダがスーパースターになる道はここで絶たれたとも言えるが、活躍の場がなくなったわけではない。現在29歳になったマケーダは、ついに自分が輝ける場所を見つけたのだ。

それがギリシャの名門パナシナイコスだ。2018年にパナシナイコスへ移籍したマケーダは、今やすっかりチームを引っ張るエースとなっている。

背番号9を任されるマケーダは、昨季もシーズン15得点を記録。その前のシーズンも11得点決めていたため、キャリア初となる2シーズン連続の二桁得点となった。

今季も開幕から6試合で2得点と結果を出しており、スタートは上々だ。欧州五大リーグで大活躍する夢は消えたかもしれないが、自身が輝ける場所を見つけられたならば問題ない。

今でも時折マケーダのパフォーマンスは話題になっており、それが人気の高さを証明している。

名門と言われるパナシナイコスもリーグ制覇は2009-10シーズン以来達成できていない。その夢に向かってマケーダは今季も戦い続ける。

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