闘将ガットゥーゾはまだまだ満足せず ナポリ、敵地で好調ソシエダを撃破も 

ナポリの指揮官に就任し2年目を迎えた闘将ガットゥーゾ photo/Getty Images

リーガ首位を相手に粘り強い戦い

ナポリの指揮官を務めるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、チームの成長に手応えを感じているものの、まだまだ現状に満足していないようだ。

29日に行われたヨーロッパリーグのグループリーグ第2節で、現在リーガ・エスパニョーラの首位に立つ好調レアル・ソシエダと対戦したナポリ。アウェイでの戦いということに加えて、主将ロレンツォ・インシーニェが22分に負傷交代を余儀なくされたこともあり、ソシエダにペースを握られる展開となったが、最後のところはやらせず粘り強い戦いを披露する。

すると55分、マッテオ・ポリターノがペナルティエリア手前の位置から左足一閃。強烈なミドルシュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールネットに突き刺さったのだ。ナポリはこの先制点を最後まで守り切り、今季ヨーロッパリーグで初白星を手にしている。
試合後、伊『sky sport』のインタビューに応じたガットゥーゾ監督はソシエダ戦を「(第1節で敗れた)AZとの戦いで、今後の道が複雑になったが、(この試合の勝利で)グループリーグのチャンスの50%以上を取り戻せたと思う」と振り返った。昨季は接戦となった試合で、ポイントを取りこぼすことも少なくなかったナポリだが、まもなく1年を迎えるガットゥーゾ体制で、徐々に勝負強さを取り戻しつつあるのかもしれない。

さらに「簡単な試合ではなかった。レアル・ソシエダは普段から超攻撃的なサッカーをするが、今日は我々に合わせてタフな戦いに変えてきたからね」としつつも「選手たちが激しく戦ってくれた。戦術的にもしっかりやれていたし、常に準備ができたいたよ」と選手たちへ賛辞を贈った。

ただ、この闘将は現状に満足しておらず、選手たちへ「我々はまだいくつかのクオリティを改善していかなければならない」とのメッセージも送っている。2020-21シーズンはまだまだ始まったばかり。はたして、ガットゥーゾ監督はナポリ2年目の今季、チームをどのように仕上げてくるのだろうか。

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