前半はボールタッチ僅か“15回” スパーズの右サイドでもがくスピードスター

トッテナムのルーカス photo/Getty Images

ベイルの復帰でポジション争い激しく

ハリー・ケインがピッチの中央を支配し、ソン・フンミンがピッチ左サイドを疾走。トッテナムではこの形が定番のものとなった。

ならば右サイドはどうなのか。ケインとソン・フンミンが攻撃の中心となる中、右サイドではサバイバルが続いている。

気になるのは戻ってきたガレス・ベイルの状態だ。ベイルが本来のコンディションを取り戻せば、右ウイング1番手に最も近いのはベイルだろう。ケイン、ソン、ベイルの3トップはサポーターにとっての夢と言っていい。
しかし他のアタッカーがベイルの回復をじっと待つわけにはいかない。それまでに強烈なインパクトを与え、右サイドのポジションを確保してしまおうと考えていることだろう。

右ウイングの候補者に挙げられるのはルーカス・モウラとエリック・ラメラだ。両者とも高い実力を誇っており、これまでもチームに大きく貢献してきた。彼らならばベイルと張り合えるかもしれない。

ところが、2人とも大きなインパクトは残せていない。ラメラは今季ここまでリーグ戦4試合で無得点、ルーカスは6試合に出場して1得点と、数字は明らかに物足りない。

英『Football London』は特にルーカスのパフォーマンスを気にかけており、26日に行われたバーンリー戦では56分までプレイして22回しかボールに触れなかった。

前半終了時点では15回のボールタッチに留まっており、指揮官ジョゼ・モウリーニョも納得していないだろう。

ベイルが加入したことでルーカスとラメラが正念場を迎えているのは間違いない。ケインやソンに比べてルーカスのアピールは不十分だが、今後トッテナムでの立ち位置はどうなっていくのか。

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