ドルトムントが“NEXTサンチョ”確保へ またマンCから若き才能がやって来る

ドルトムント移籍が決まったと伝えられるギテンス photo/Getty Images

サンチョによく似た16歳

ドルトムントで活躍するイングランド代表FWジェイドン・サンチョは近年における“掘り出し物”の代表例と言える選手だ。同選手は若くしてマンチェスター・シティからドルトムントに引き抜かれると、ドイツで急成長。今では誰もが認めるスター選手となった。

3年前にドルトムントがサンチョに関する取引で、マンCへ支払ったとされる移籍金はわずか800万ポンド(約11億円)。移籍情報サイト『transfermarkt』が算出する現在の市場価格が1億530万ポンド(約139億円)ということを考えると、この移籍金はバーゲン価格だったと言っていい。ドルトムントは見事に若者の価値を急上昇させることに成功している。

そんな中、若手育成のスペシャリストはまたもマンCからサンチョに続く“掘り出し物”候補を引き抜くことに成功したようだ。独『sport1』によると、ドルトムントはシチズンズと16歳FWジェイミー・バイノー・ギテンスの移籍に関して合意に至ったという。法的手続きなどの関係から正式発表はもう少し先になるそうだが、またもドルトムントが将来有望な若手を確保することとなっている。
ギテンスは左ウイングを主戦場とする選手。テクニカルで積極果敢なドリブルを得意とする点においてもまさしく“NEXTサンチョ”と呼ぶにふさわしい存在と言えるだろう。本人も「サンチョのようになりたい気持ちはあるね」とのコメントを残している。

サンチョと同じく、若くしてマンCからドルトムントへと向かうギテンス。はたして、この16歳は先輩と同じようにドイツで大きな成功を掴むことができるのだろうか。少し時間はかかるかもしれないが、数年後のワールドクラス化には大いに期待したいところだ。

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