出場約35分で両軍中トップのスタッツ ナポリ新加入FWが早くも躍動

パルマ戦で躍動したオシムヘン photo/Getty Images

安定感抜群のポストプレイを披露

20日に行われた2020-21シーズンのセリエA第1節で、パルマに2-0で勝利したナポリ。[4-3-1-2]の守備ブロックで自陣バイタルエリアのスペースを消してきたパルマを相手に攻めあぐねたものの、61分に投入されたFWヴィクター・オシムヘン(21歳/ナイジェリア代表)が試合の流れを変えた。

オシムヘンの投入に伴い、ナポリはロレンツォ・インシーニェ、ドリース・メルテンス、イルビング・ロサーノの3トップから、オシムヘンとメルテンスの2トップに布陣を変更([4-3-3]から[4-4-2])。長身でキープ力に長けるオシムヘンが投入されたことで、ナポリとしては攻撃時のボールの預けどころやクロスの送り先が明確に。63分にはロサーノが上げたクロスにオシムヘンが敵陣ペナルティエリアで反応し、相手DFシモーネ・イアコポーニとの競り合いによって生まれたこぼれ球がメルテンスの先制ゴールに繋がった。

また、オシムヘンは得点シーン以外でも存在感を発揮。67分すぎには敵陣バイタルエリアで華麗なヒールパスを繰り出し、このボールがインシーニェのポスト直撃のミドルシュートに直結した。このオシムヘンのポストプレイの安定感はスタッツにも表れており、同選手は両軍の選手中トップとなる、4本のキーパスを叩き出している(味方のシュートに繋がったパス、スタッツは『Sofa Score』より)。
昨季のリーグ・アンで13得点を挙げ、今夏に鳴り物入りでリールからナポリへ移籍したオシムヘン。出場約35分(アディショナルタイムを含む)で実力を遺憾なく発揮した同選手だが、今後もナポリの攻撃を牽引し、セリエAの得点王争いに割って入ることができるだろうか。

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