欧州屈指のCBなのにまたも代表落選 レ・ブルーに縁遠いラポルテの不思議

欧州でも屈指のCBをして名を馳せるラポルテだが、今回もフランス代表には選ばれなかった photo/Getty Images

「他の国籍を取得した方がいい」

またも招集リストの中に、プレミアリーグで活躍する有能センターバックの名前はなかった。9月に開幕するUEFAネーションズリーグに向けて現地時間27日に発表されたフランス代表メンバー。新進気鋭のDFダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ)やMFエドゥアルド・カマビンガ(レンヌ)、FWフセム・アワール(リヨン)といったフレッシュな選手が初招集を受けた一方で、今回も招集見送りとなった実力者がいる。

その選手とは、マンチェスター・シティに所属するDFアイメリック・ラポルテだ。今に始まった話ではないが、このレフティーは欧州屈指の有能CBと評価されながらもナショナルチームとはあまり縁がない。昨年同時期には約2年半ぶりに招集を受けたのだが、発表直後のリーグ戦で負傷し無念の辞退。そこからは、またも代表チームから遠ざかることとなっている。

今季復帰後は素晴らしいパフォーマンスを披露していただけに、本人も今回こそはと思っていたことだろう。実際、今年2月には「僕はいつもメンバー発表をいち早くチェックしている。いつもそこに名前があることを願っているからね」と発言している。しかし、今回も無念の落選。英『Manchester Evening News』によると、そんなラポルテには世界中のサッカーファンから同情の声が寄せられているという。
「フランス代表のメンバーを見たけど、ラポルテはまた選ばれなかったのか……」

「おかしいな。ラポルテが見当たらない」

「もう彼は他の国籍を取得した方がいいね」

「デシャンは良い監督だけど、ラポルテを頑なに招集しないことだけは気にくわない」

「レ・ブルー(フランス代表の愛称)にラポルテの未来はなさそうだ」

チャンピオンズリーグを決勝まで戦ったパリ・サンジェルマンDFプレスネル・キンペンベが休む間もなく招集されている一方で、無念の落選となってしまったラポルテ。やはり、この男は単純にディディエ・デシャン監督の好むタイプの選手ではないのだろうか。あのジョゼップ・グアルディオラ監督をして「世界最高の左CB」とまで言わしめた男だが、国際舞台ではなかなかチャンスを掴めていない。

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