今夏移籍市場でのビッグクラブ行きも噂されている17歳の神童だが、この若者は今季も現所属クラブでプレイを続けることとなった。スタッド・レンヌに所属するMFエドゥアルド・カマビンガの残留に、同クラブのスポーツディレクターを務めるフロリアン・モーリス氏が言及している。
昨季はまだ16歳ながらレギュラーとして公式戦36試合に出場したカマビンガ。リーグ戦では欧州5大リーグでプレイするMFの中でも最も多いタックル数を記録するなど、圧巻のパフォーマンスを披露した。そんな才能をビッグクラブが放っておくはずもなく、今夏にはレアル・マドリードをはじめとした複数クラブが獲得に乗り出すと報じられていた。
しかし、カマビンガは最終的に今季もレンヌでプレイすることを表明。現地時間22日に「今季もレンヌにいる」と発言している。そんなカマビンガの引き留めに成功には、モーリス氏も鼻高々と言った様子だ。仏『L’Equipe』のインタビューに対して、同氏はこの17歳の残留に疑いはなかったと次のように語っている。
「カマビンガがチームに残ることに疑いは持っていなかったよ。それは以前から決定していたことだからね。我々は本当に彼と違う道を歩みたくはなかったんだ。エドゥアルドはチャンピオンズリーグでプレイしたいという夢を持っている。そのためにも、私は彼がこれからもこのクラブで冒険を続けるはずだと思っているよ」
昨季リーグ・アンを3位でフィニッシュし、2020-21シーズンのCL出場権を獲得しているレンヌ。この出場資格を手にしたことがカマビンガの心を残留に傾かせたことは間違いないか。確実に試合に出場できるクラブでもう一年経験を積むことの方が、若い選手にとってはプラスとなるはず。CL出場が決定した時点で、カマビンガがレンヌを離れる理由はなくなっていたのかもしれない。
世界が注目する未来のスーパースター候補だが、2020-21シーズンもレンヌで過ごすこととなったカマビンガ。先日発表されたフランス代表メンバーにも選ばれた神童は、着実に地盤を固めてから新たな世界へ飛び込むこととなりそうだ。
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