キケ・セティエンに代わってバルセロナの指揮官に就任したロナルド・クーマンは、改革への第一手としてFWルイス・スアレスを構想外にしたと言われている。
さらにMFセルヒオ・ブスケッツの立場も怪しいものとなっているようで、就任早々からチーム内は騒がしくなっている。
そこにリオネル・メッシ退団説も浮上。長くバルセロナを支えてきた名手たちが一斉に移動する可能性が出てきた。
しかし、この急激な変化にバルセロナは耐えられるだろうか。特にスアレスとメッシの穴を埋めるのは簡単ではない。
スアレスも最近は評価を落としていたが、バルセロナに加入した2014年から圧巻のパフォーマンスを披露。世界最高の9番と評価されていた時期もある。
2014–15シーズンより、スアレスはリーガ・エスパニョーラにてゴールとアシスト合わせて216得点に関与している。
メッシはそれをも上回り、驚異の290点に関与している。これは同期間ではリーガ・エスパニョーラ1位、2位の数字だ。
特にネイマールが抜けてからは得点部分で2人に依存する状態となり、他にゴールを量産できる者がいなかった。
果たして誰がこの穴を埋められるというのか。これだけの得点を演出してくれるアタッカーは世界中を探してもそうは見当たらない。
バルセロナはメッシ&スアレスを一気に失うことになるのか。補強が上手くいかなければ、来季はかなり苦しい戦いになるだろう。
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