トッテナムに理想的な右サイドの実力者 狙いを定める“超攻撃的SB”とは

ウォルバーハンプトンのドハーティ photo/Getty Images

今季公式戦で7ゴール

今夏の移籍市場において、トッテナムの補強ポイントの1つとなっているのが右サイドバックだ。

マウリシオ・ポチェッティーノ前政権時にはセルジュ・オーリエやファン・フォイスといった選手が起用されていたが、今季途中から就任したジョゼ・モウリーニョ監督は彼らのパフォーマンスに満足していないとされる。数試合でセンターバックを主戦場とするジェイフェス・タンガンガを起用したことからも、指揮官が右SBのチョイスに悩まされていたことは見て取れる。

こうした状況から見ても、今夏トッテナムが右SBの補強に動くのはほぼ確実と言えるだろう。はたして、その中で彼らはどのような選手を狙うのだろうか。英『football.london』が有力とするのは、今季プレミアで輝いた28歳の実力者だ。
その実力者とはウォルバーハンプトンに所属するアイルランド代表DFマット・ドハーティ。今季公式戦50試合に出場し、7ゴール5アシストを記録した超攻撃的SBだ。オーリエも攻撃型の選手ではあるのだが、アタッキングサードでのアイデアはドハーティの方が数段上か。同メディアによると、そういった部分も含めてモウリーニョ監督はこの28歳のことを高く評価しているようだ。

ドハーティが加入となれば、スパーズはよりハリー・ケインとソン・フンミンの得点力を活かすことができるか。さらに、決してトップクラスとまでは言えないものの、この28歳は守備の仕方もある程度心得ている。まさにオーリエの上位互換と言える存在だろう。1200万ポンド(約17億円)程度と見込まれている安価な移籍金も魅力の一つだ。

はたして、トッテナムは今夏の移籍市場で無事ドハーティを確保することができるのだろうか。モウリーニョ監督が理想とするスカッドを作り上げるため、妥協はしたくないところだ。

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