今のフランスサッカー界には、とんでもない数のタイトルを獲得している20代プレイヤーがいる。
有名なのはレアル・マドリードDFラファエル・ヴァランか。レアルでチャンピオンズリーグを複数回制し、フランス代表では2018ロシアワールドカップも制した。残っているのはEUROのみと言われるほどだ。
そしてもう1人。若くしてタイトルコレクターとなっているのが、バイエルンに所属するFWキングスレイ・コマンだ。
バイエルンは23日に行われたチャンピオンズリーグ決勝でパリ・サンジェルマンを1-0で撃破。
これにより、コマンは24歳にして20個目のトロフィーを獲得することになった。しかもパリ・サンジェルマン戦で決勝ゴールを決めたのはコマンだ。自ら20個目のトロフィーを手繰り寄せた勝負強さは見事と言えよう。
英『Daily Mail』はキングスレイ・コマンの名前から、コマンのことを「キング」と呼んでいる。確かにトロフィーの数はキングの称号にふさわしいか。
残念ながら2018ロシアワールドカップではフランス代表メンバーから漏れていたため、ワールドカップのタイトルは手にしていない。
しかしクラブの方ではパリ・サンジェルマン、ユヴェントス、バイエルンとタイトルを量産。24歳で3つの国のリーグタイトルを獲得しているのも珍しい。
そしてついにチャンピオンズリーグのタイトルも手に入れた。あとはフランス代表の方でワールドカップとEUROを手に入れればコンプリートと言っていいかもしれない。
年齢的にヴァランより若いため、ヴァラン以上のタイトルコレクターとなる可能性もあり、華やかすぎるキャリアを歩むコマンが最終的にどれだけのトロフィーを獲得するのか楽しみだ。
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