現“世界最高の左SB”を決めるのは難しすぎる 「現時点で答えることは不可能」

どちらも非常に優秀な左SBであるロバートソン(左)とデイビス(右) photo/Getty Images

ロバートソンに対抗する19歳

現時点で“世界最高の左サイドバック”といえば、人々が名前を挙げるのは誰か。おそらく、最有力候補の一人にリヴァプールのアンドリュー・ロバートソンは入ってくるだろう。

昨季チャンピオンズリーグを制し、今季はプレミアリーグで優勝を果たしたレッズの原動力と言っても過言ではない同選手。右SBを務めるトレント・アレクサンダー・アーノルドに注目が集まりがちだが、反対サイドで奮闘する彼の貢献も見逃せない。粘り強い守備や、時にゴール前まで入ってくる大胆さを持った攻撃参加は相手にとって大きな脅威。プッシュする人は間違いなく多いはずだ。

しかし、そんなロバートソンでも“世界最高の左SB”とは言い切れない。そう主張するのはリヴァプールOBのジョン・バーンズ氏だ。クラブOBということならば迷わず古巣の選手をプッシュしそうなものだが、同氏は他のクラブにも良い左SBがいるだけにロバートソンをNo.1と決め付けるにはまだ早いと考えているようだ。英『Bonus Code Bets』に対して、バーンズ氏は次のように語っている。
「ロバートソンが現時点で最高の左SBかについて、現時点で明確に答えることは不可能だと思うね。なぜなら、そのポジションにはまだアルフォンソ・デイビスのような選手がいるからね。それにふさわしい選手というのは、ピッチの上で一貫性を披露しなければならないものさ。その点、デイビスはバイエルンでしっかりとそれを示したね。今季の彼は実に印象的だった。これからも長く活躍できそうな選手だね」

やはり左SBのベストプレイヤーを決める争いにおいて、この“爆速SB”を忘れてはいけない。今季が本格コンバート初年度となったが、緊急事態にも慌てることなく新境地を拓いたデイビス。バーンズ氏もその成長ぶりには舌を巻いているようだ。

先日はローバトソン本人もこの質問をぶつけられた際には、何人か挙げた候補の中にデイビスを含めている。はたして、今後数年のパフォーマンスで評価がより上昇していくのはどちらの実力者なのだろうか。現在のサッカー界には活きの良い左SBがどんどん出現している。

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