昨夏レスター・シティからイングランド代表DFハリー・マグワイアの獲得に成功し、しばらくは安泰かと思われたマンチェスター・ユナイテッドの最終ライン。しかし、まだ彼らには優秀なセンターバックが必要なのか。そんな心配が現地で囁かれている。
その原因となっているのがDFヴィクトル・リンデロフの伸び悩みだ。昨季は頼りなかったマンU守備陣の中で奮闘しひとり立ちした印象のあった同選手。今季は彼のさらなる成長に期待していた人も多かったことだろう。しかし、リデンロフがこの1年で大きく成長したかと言われれば、そうではないとの意見も多い。
現地時間16日に行われたヨーロッパリーグ準決勝セビージャ戦では、マークの甘さから相手FWルーク・デ・ヨングに決勝点を決められてしまったリンデロフ。明らかなミスでこそなかったが、このプレイに関しては味方MFブルーノ・フェルナンデスから失点直後に激しく言い寄られるシーンも。決して実力がないわけではないのだが、まだ1年を通して絶対的な地位を与えられるほどの選手ではない。そんな印象を抱いているファンも少なくないはずだ。
特に来季マンUはチャンピオンズリーグに出場する立場。緊迫した場面で集中力を切らせば一瞬でその隙をついてくるチームとの対戦が控えているだけに、来季に向けて信頼できるセンターバックはもう1枚用意しておきたいところだろう。そんな中、クラブOBのディミタール・ベルバトフ氏もマンUには今夏センターバックの補強が必要と主張する。
「この敗戦は、ユナイテッドがさらなるスカッド強化をすべきだということを証明した。特にセンターバックには新たな選手が必要だ。MFよりも前のポジションは大丈夫かな。ポグバは残留しそうだし。マクトミネイが復帰すればまた面白いチームになるだろうね。だけど、層の厚さは大事だ。物事が上手く運んでいない時のオーレは動きが鈍い。それはスタートの11人を信頼しているということなんだけど、その一方では代わりの選手が足りないことも示しているね」
英『Betfair』に対してこのように語ったベルバトフ氏。はたして、来季に向けてマンUは最終ラインに強力な人材を確保することができるのか。彼らは昨夏に引き続き、ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリらをリストアップしているとされが、今後もその動向は要チェックだ。
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