新シーズンへ向け、プレミアリーグ王者に輝いたリヴァプールではポジション奪取へアピール合戦がスタートする。
プレシーズンできっちりと指揮官ユルゲン・クロップにアピールをし、新シーズン開幕から出番を確保していこうと燃えている選手も多いはずだ。
今冬に合流した日本代表FW南野拓実もその1人だろう。今季も出番は定期的に得ていたが、ゴールやアシストといった分かりやすい結果は出せないままシーズンが終わってしまった。
まだアピールは不十分なはずで、プレシーズンでクロップを納得させなければならない。
リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』も、南野の立ち位置がよく分からないと指摘している。
ロベルト・フィルミーノのバックアッパーなのか、ウイングのバックアッパーなのか、別システムで輝きを放つのか、このあたりがはっきりしないのだ。
同メディアは[4-2-3-1]のシステムで南野を試すべきと主張しており、こうした実験もプレシーズンのうちにこなしておきたい。
他にはレンタル先のスウォンジーで結果を出した若手FWリアン・ブリュースター、フィルジル・ファン・ダイク2世候補との期待もあるDFセップ・ファン・デン・ベルフ、サラーの後継者候補とも期待される17歳のFWハーヴェイ・エリオット、中盤でプレイする18歳のレイトン・クラークソンに同メディアは期待をかけている。
特にクラークソンは楽しみなポイントか。今季のリヴァプールではDFネコ・ウィリアムズ、MFカーティス・ジョーンズなど、下部組織から出てきたタレントが話題を集めた。
来季クラークソンもブレイクしてくれれば、さらにチームの層が厚くなる。若手の育成もクロップに期待されていることだ。
果たしてプレシーズンで爪痕を残すのは誰か。南野にとっても勝負の時だ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号は、欧州4大リーグのシーズンレビュー。コロナ禍の混乱があったものの、新たな若手が躍動したり、新指揮官が辣腕を振るったりと見所満載だったシーズンを、業界屈指のライター陣が振り返ります!
こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/