新型コロナウイルスの影響により、オランダ・エールディヴィジは今年4月にリーグの中止を決定した。
最後まで続けていればどうなったかは分からないが、今季のエールディヴィジではちょっとした異変も起きていた。
アヤックスと並ぶ名門のPSVが大苦戦を強いられたのだ。26試合を終了した段階では4位に沈んでおり、AZとフェイエノールトに追い抜かれていたのは許されることではない。
PSV苦戦の理由の1つに挙げられているのが、昨夏に獲得した新戦力組がヒットしなかったことにある。
FWブルーマ、DFティモ・バウムガルトル、そして日本代表MF堂安律だ。
彼らには大きな期待がかかっていたが、いずれもインパクトを残せなかった。しかもシーズン途中にはFWステーフェン・ベルフワインがトッテナムに引き抜かれ、今季のPSVにはアヤックスと競り合うだけの体力がなかった。
気になるのは堂安の2年目だろう。オランダ『Soccernews』は堂安には今もサウサンプトン、シャフタール・ドネツク、CSKAモスクワなどが関心を抱いているため、早い段階での退団の可能性も排除できないと見ている。
PSVは新シーズンより指揮官がロジャー・シュミットに代わるが、シュミットが堂安をどう使うつもりなのかは分かっていない。新シーズンも状況を変えられないのであればピンチだ。
同メディアのアンケートでは、実に66%のサポーターが堂安を手放す案に賛同している。
PSV1年目は期待に応えることに失敗したが、堂安の未来はどうなるのか。東京五輪世代でも中心的な存在となっているだけに、堂安の足踏みは気になるところだ。
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