“ヴェルナー加入の立役者”が語る裏話 「ロックダウン中に様々なことを……」

チェルシーのリュディガー photo/Getty Images

シュツットガルト時代の同僚

“シークレット・エージェント”。現地チェルシーファンの中には、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーのことをこのように呼ぶ人がいるという。

一体なぜか。それはRBライプツィヒに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーのチェルシー移籍に、彼が一役買ったためだ。このディフェンスリーダーはシュツットガルト時代の後輩をチェルシーに勧誘し、見事注目株を自軍に引き入れてみせた。その働きぶりはまさに裏で暗躍した“シークレット・エージェント”と呼ぶにふさわしいものだろう。

そんなリュディガーが来季から再びチームメイトとなるヴェルナーについて語っている。チェルシー公式サイトのインタビューに登場した同選手は、後輩FWの成長ぶりやプレイスタイルを次のように話した。
「みんなと同じように、僕もヴェルナーがチェルシーを選んでくれたことをとても嬉しく思っているよ。彼と一緒に仕事ができるのを楽しみにしている。僕はヴェルナーのことを17歳の時から知っていたんだ。過去数年でとてもうまくやっているね。僕らにとってとても重要な存在になると思うよ。その成長は素晴らしく、より多くのゴールを決めることで彼には自信が生まれた。信頼できるコーチがいたのも大きいね」

「ヴェルナーは守備者にとって本当に大きな脅威だ。ライプツィヒの方がよりカウンターアタックを主体としたチームだが、彼は(ジェイミー・)バーディに似ているよ。優れたスピードを備えていて、DFがミスしてボールロストするとすぐに彼はやってくるんだ!」

来季からチェルシーに加入するヴェルナー photo/Getty Images

ヴェルナーとレスター・シティに所属するFWジェイミー・バーディが似ていると説明したリュディガー。確かにどちらもスピードを武器にしている選手で、特長は類似しているか。ヴェルナーがバーディ級の活躍を披露できれば確実にチェルシーは戦力アップだ。

そして、リュディガーはヴェルナーへどのように声をかけたのかについても言及。どうやら、連絡を取り合ううちにヴェルナーの方からリュディガーへ様々なことを訊くようになったようだ。

「以前からヴェルナーとは連絡を取っていたんだ。僕らはロックダウン中に様々なことを話したよ。そしたら、彼はイングランドへ行くに興味があると言ったんだ。そこから僕はするべきことをしたよ。ヴェルナーは静かで控えめなヤツだ。すぐにうまくいく準備ができている。だけど、みんなが知っているようにプレミアは他のコンペティションと少し違うんだ。彼が素早く適応できることを僕は願っているよ」

チェルシーで久しぶりの再開となる両者。はたして、来季の彼らはそれぞれ攻守の要としてチェルシーを力強く牽引してくれるのだろうか。少し気は早いかもしれないが、今からその時が楽しみだ。

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