渦中のバロテッリにミラン時代の同僚が助け舟 「マリオには同情する」

ブレシアとの関係がかなり悪化しているバロテッリ photo/Getty Images

「すべてが誇張されている」

非難相次ぐ“お騒がせ男”だが、まだ味方はいるようだ。所属するブレシアとの関係が泥沼化の様相を呈している元イタリア代表FWマリオ・バロテッリに元チームメイトから同情の声が寄せられている。

チームのトレーニングを複数回にわたって無断欠席し、ブレシアの怒りを買ったバロテッリ。クラブからチーム練習施設への“出入り禁止”を食らったことも現地では報じられている。関係はもはや修復不可能な状態となっており、ブレシアのマッシモ・チェリーノ会長も「退団は必然だろう」とコメント。今季限りで地元クラブに別れを告げることはほぼ確実だ。

そんな“お騒がせ男”には各方面から批判の言葉もたくさん。先日はイタリアで代理人として活動しているフリオ・ヴァルカレッジ氏が、「今すぐ現役生活にピリオドを打ち、ピッチから去るべき」と『TMW Radio』で言い放ったことも注目を集めた。まさに四面楚歌とでも言えようか。バロテッリはピッチ外にあまりにも多くの敵を作りすぎている。
しかし、まだバロテッリを擁護する人物がひとり。ACミラン時代にバロテッリと共闘した元イタリア代表GKマルコ・アメリア氏だ。同氏はバロテッリに対して人々が偏見を持ちすぎていると主張し、次のように語った。伊『Gazzetta dello Sport』が伝えている。

「たしかにマリオはこれまで何度か間違いを犯した。だけど人々が彼について話す時、そのすべてが誇張されているように感じるよ。彼は信じられないほどの才能を備えたゴールデンボーイだったけど、それも無駄になってしまった。マリオには同情するよ。彼はどれだけ自分が素晴らしい選手であるかを証明したがっていたか、私は知っているからね。しかし、現実を見てみると、人々は彼の言葉に聞く耳なんて持っていないんだ」

人々は本当のバロテッリがどんな人間かを知らないのに、あまりにも強い言葉で彼を非難する。アメリア氏はそんなことを伝えたかったか。元チームメイトからフォローを入れられたバロテッリ。はたして今後、そのイメージを覆すことができるだろうか。まだ29歳なだけに、十分間に合うはずだ。

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