14日、ドイツ2部からの昇格を目指すシュツットガルトは、アウェイでカールスルーエと対戦する予定となっている。
このカードはバーデン・ヴェルテンベルク州のクラブ同士によるダービーマッチでもあるのだが、それと同時にシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航にとっても特別な相手だ。
遠藤はシュツットガルト加入後なかなか出番を確保できなかったが、初めて先発出場を果たしたのが昨年11月24日に行われたカールスルーエ戦だった。
ここで3-0の勝利に貢献したことにより、遠藤はポジションを確保。あの日から1試合も欠けることなくフル出場を継続している。まさに運命を変えたゲームと言ってもいいだろう。
シュツットガルト公式も遠藤が初めて先発した昨年のカールスルーエ戦のことを改めて振り返っている。
クラブが何より驚いたのは、遠藤が「小さな巨人」だったことだ。178cmとサイズは平凡なのだが、遠藤は空中戦に強い。
同サイトも「27歳の遠藤はサイズがわずか178cmであるにも関わらず、VFBでデビューした時より空中戦にかなり強いことを示していた。11月のカールスルーエ戦で初めて先発した時も、彼はほぼ全ての空中戦に勝利していた」とその強さを絶賛する。
その強さこそ遠藤が緊急時にセンターバックを任される理由であり、シュツットガルトにとっては何とも心強い存在となっている。
「小さな日本人は大きな存在」と同サイトも締めくくるが、遠藤の空中戦の強さは日本人らしからぬ部分でもある。お試しの要素も強かった昨年のカールスルーエ戦とは違い、今や遠藤はチームの絶対的な主力だ。守備を統率する者として、カールスルーエとのアウェイゲームに臨む。
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