イングランド代表“右SB争い”に殴り込め チェルシーで名を揚げる20歳の新鋭

チェルシーで着実に成長しているR・ジェイムズ photo/Getty Images

「彼らにはない強みがある」

ロシア・ワールドカップでも活躍したアトレティコ・マドリードDFキーラン・トリッピアーや順調にワールドクラスへの階段を昇っているリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドなど、現在のイングランド代表には優れた右サイドバックが多く揃っている。

しかし、今季チェルシーで頭角を現した若手の存在も見逃せない。20歳のDFリース・ジェイムズだ。まだ発展途上にある同選手だが、フィジカルの強さやクロス精度の高さはすでにプレミアでも屈指のレベルに到達していると言っていい。順調に成長していけば、マンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン・ビサカと共にイングランド代表右サイドバックのレギュラーを脅かす存在となることだろう。

そんなR・ジェイムズのイングランド代表におけるポジション争い勝利に期待を寄せる人物がいる。それはかつてチェルシーなどで活躍したマリオ・メルヒオット氏だ。英『888Sport』のインタビューに登場した同氏は、この20歳はいつかA・アーノルドやワン・ビサカにも勝てる右SBになると確信している様子。現時点ではまだ2人の後塵を拝しているが、チェルシーで経験を積めば熱いポジション争いが待っているはずと次のように語った。
「A・アーノルドのプレイスタイルに僕はいつも興奮しているよ。彼は本当に素晴らしい役割を見出したね。そしてワン・ビサカは彼よりも守備的な選手だ。でも、リース・ジェイムズにも彼らにはない強みがある。R・ジェイムズは相手についていくスピードがあり、さらにそれをどのように駆使すればいいかを知っているんだ。まだいくつか足りない要素はあるけれど、もしチェルシーでレギュラーとなることができればさっき言った2人とも競争できると思うよ」

現時点で攻撃力はA・アーノルド、守備力はワン・ビサカに軍配が上がるものの、どちらの能力においても一定のレベルを備えたR・ジェイムズ。それだけに、彼にしかできない仕事もあるだろう。様々な特徴を持った選手が1つのポジションを争うイングランド代表の右SBだが、はたして数年後に定位置を掴んでいるのは誰なのだろうか。もしかすると、最後にポジションを掴み取っているのはR・ジェイムズかもしれない。

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