アーセナルが目をつけるカンテ2世 少し遅咲きの“ディアロ弟”への熱視線

世代別フランス代表のイブラヒマ photo/Getty Images

兄に続いてビッグクラブへ

中盤の守備力を強化したいアーセナルが狙うは、エンゴロ・カンテ二世だ。レスター・シティがカンテを引き抜いたように、安価で実力者を連れてくるのが1番の理想となる。

英『Evening Standard』によると、現在アーセナルが目をつけているのはフランスのスタッド・ブレストでプレイする21歳のMFイブラヒマ・ディアロだ。

ディアロはすでにブレストでポジションを確保しているが、フランスの中堅クラブから選手を引き抜くパターンはカンテと全く同じだ。ディアロにはそのレスター、さらにはセビージャも関心を示しているようで、同メディアもディアロのことをNEXTカンテと認めている。
また、このディアロという選手はパリ・サンジェルマンでプレイするDFアブドゥ・ディアロの弟としても注目を集めている。

兄のアブドゥの方はドルトムント、パリと欧州強豪クラブでプレイしてきたが、それに比べると弟のイブラヒマはやや遅咲きだ。モナコの下部組織で育ったが、トップチームでは出番を確保できないままブレストへ移籍。ようやくスポットが当たり始めたのだ。

カンテもフランス国内でブレイクするのに少し時間がかかったが、そうした遅咲きな部分も同メディアがカンテと重ねている理由でもある。兄に負けじと、イブラヒマにもビッグクラブ移籍のチャンスが訪れようとしているわけだ。

プレイスタイルについても、豊富な運動量を持つボックス・トゥ・ボックス型のMFと評されている。フランスの世代別代表でもプレイ経験があり、将来性を考えても魅力的なタレントと言える。

新型コロナウイルスの影響もあり、今夏に札束攻勢を仕掛けられるクラブは限られている。現在イブラヒマは900万ユーロ程度の市場価値と考えられており、コストの部分も魅力的な理由の1つか。アーセナルがNEXTカンテを引き抜けるのか、注目だ。

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