デンメだけじゃない ナポリにやって来た“もう一人”の有能MF

今冬ナポリに加入したロボツカ photo/Getty Images

注目が集まるのはデンメだが

今冬ナポリにやって来た有能アンカー。そう聞けば、多くの人はRBライプツィヒから加入したMFディエゴ・デンメを思い浮かべるかもしれない。近年ブンデスリーガで躍進を遂げたライプツィヒの中心的存在だった彼への注目度は高い。

実際結果も残しており、ここまで公式戦10試合に出場している。早速ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の信頼を掴んだ格好だ。名前の由来がかつてナポリで活躍したディエゴ・マラードーナ氏というのも、ファンにとってはインパクトのあるエピソードだ。彼に注目が集まるのも無理はない。

しかし、ナポリに加わった有能アンカーはもう一人いるのだ。それはセルタから加入したMFスタニスラフ・ロボツカ。足元の技術に優れ、ビルドアップの局面でチームに貢献できるテクニシャンだ。現時点でこそデンメにアンカーポジションを奪われているが、現地では併用論を唱えるファンも少なくない。デンメの陰に隠れてこそいるが、彼もまたナポリにとって大きな補強だったことは間違いない。
そんな実力者でありながらも出場機会が伸びてこないロボツカ。しかし、本人はそんなことは気にせず新天地での生活を満喫しているようだ。ナポリの街に受けた印象を同選手は次のように語る。伊『Gazzetta dello Sport』が伝えた。

「サン・パオロでのデビューは素晴らしいものだったね。ファンは僕を暖かく迎えてくれた。なんて素晴らしい場所なんだと感じたよ! このチームの一員になれたことを誇りに感じたね。それに、僕は歴史があって食べ物が美味しいナポリが大好きなんだ。街の人が皆家族のようなのもお気に入りだよ」

アットホームな雰囲気、そして食べ物の美味しさにロボツカは魅了されているようだ。そして、同選手はナポリのレジェンドであるスロバキアの同胞マレク・ハムシクや、ガットゥーゾ監督についても触れている。

「マレクと僕はピッチ内外でお互いをとてもよく理解している。良き友だと思っているよ。でも、本当にそうかは彼に確認してみないといけないね(笑)。ガットゥーゾは素晴らしい監督だ。僕が好きなタイプのサッカーをしている。彼はとても親切だね。それでいて勝負所を知っている。それこそが彼が特別な理由さ」

ナポリで過ごす時間に満足している様子のロボツカ。はたして、彼はこれからナポリでどれほど愛される存在となるのだろうか。まずはレギュラーポジションを奪取といきたいところだ。

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