バルサが優勝は絶対に嫌? 「あと11試合も残っているのに……」

レアルの守護神を務めるクルトワ photo/Getty Images

リーグ戦打ち切りの可能性を受けてクルトワ

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現在サッカー界では世界中ほぼ全てのコンペティションが中断を強いられている。このまま影響が広がり続けるようであれば、各国リーグ戦はこのままシーズンを中止せざるを得なくなるかもしれない。

そうした場合、気になるのは優勝の行方だ。ひとつ有力な案として考えられるのは、中断時点で首位に立っていたチームを2019-20シーズンの王者とするもの。空位とすることも十分に考えられるが、優勝チームを決定するのであればこれが最有力だろう。

しかし、そうなると気持ちの整理がつかないのが現時点で2位につけるチームの選手たちだ。スペインのリーガ・エスパニョーラで首位バルセロナを2ポイント差で追いかけるレアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワも、この優勝決定方式が議論されることに不快感を示している。自身のYouTubeチャンネルにて、クルトワは自らの意見を次のように語っている。
「僕らはバルセロナとわずか2ポイントしか離れていない。まだチャンピオンになれる可能性は残されているんだ。だから、シーズンがキャンセルされることとなれば、それは僕らにとって不運なことだね。もし、それでバルセロナがチャンピオンになるというのなら不公平だと感じるよ」

「直接対決で僕らは彼らよりも優れていると証明してみせた。2ポイント差はついているけれど、その決定には同意しかねるね。あと11試合も残っている状況で優勝チームを決めるのは時期尚早だ。シーズンを終わらせない場合は、チャンピオンを決めない方がいいだろう。イングランドにおけるリヴァプールのような場合は違うけどね」

まだ十分に逆転の可能性が残されている中で、優勝チームを決定してしまうのはナンセンスと主張したクルトワ。はたして、リーガ・エスパニョーラにおいて2019-20シーズンの優勝チームはこの先どのように決定されることとなるのだろうか。シーズンが再開される可能性も十分にあるが、そうでない場合は慎重に議論を重ねたいところだ。

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