バルサ、レアルから驚きの中国クラブまで オバメヤン移籍先候補まとめ

さまざまなクラブから興味を持たれているオバメヤン photo/Getty Images

アーセナルのエースはどこへ行く?

アーセナルのエース格であるFWピエール・エメリク・オバメヤン。大きな得点源である彼だが、昇給を伴う契約延長が難航しており、このままでは放出は免れないとされている。契約は2021年の6月までであり、移籍金を得られる今夏での放出も濃厚となってきた。

英国各紙では、オバメヤンの移籍先として国内外のさまざまなクラブが挙がっている。いくつかの状況を、ここにまとめてみたい。

●チェルシー
『ESPN』などによれば、チェルシーは最新の候補だ。補強禁止処分の影響などで今季の支出が少なかったことに加え、前線での駒不足も理由に挙げられる。今季は若きタミー・エイブラハムが名を揚げたが、オリヴィエ・ジルーとミシー・バチュアイが監督の信頼をいまひとつ得られていないことを考えれば、得点力のあるストライカーの加入は望まれるところだ。
●マンチェスター・ユナイテッド
オーレ・グンナー・スールシャール監督が攻撃陣を強化したいと考えていることは、幅広く認識されている。ターゲットはドルトムントのジェイドン・サンチョ、アストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュなどだが、英『Daily Mail』などによればオバメヤンも獲得候補だ。だが、先日ウッドワードCEOが、今夏の移籍市場で大金を使うことに否定的な見解を示したばかり。スールシャール監督の強化計画は大幅な見直しを迫られるかもしれない。

●バルセロナ
『as』や『SPORT』によれば、オバメヤンはバルセロナへ行きたがっている。スポーツディレクターのエリック・アビダル氏も以前オバメヤンについて、「9番の選手が必要だ。夏にトッププレイヤーを連れてくる必要がある。ジルー、ジョレンテ、オバメヤンがリストに入っている」と獲得の意思があることを認めている。

●レアル・マドリード
現在アーセナルにローン移籍中のダニ・セバージョスや、レアルで出場機会を失うハメス・ロドリゲスとのトレードを加えた形での移籍が報じられる。だが、レアルの本命はドルトムントのアーリング・ハーランドやトッテナムのハリー・ケインと見られており、情報が錯綜していることからも実現の可能性は低いか。

●インテル
今季素晴らしい活躍を見せているFWラウタロ・マルティネスの去就次第といったところ。ラウタロはバルセロナからの興味が取りざたされており、仏『le 10 sport』などによれば、同選手を放出する場合はオバメヤンが代役候補であるようだ。オバメヤンはかつてミランの下部組織に在籍していたこともある。

●パリ・サンジェルマン
フランス国内で『FOOTMERCATO』などが報じたのはPSG移籍だ。ストライカーの一人であるエディンソン・カバーニの今季限りでの退団が濃厚で、クラブは新たなスターを探しているとされる。フランスでもプレイ経験があるオバメヤンは、言語の面から見ても適応に問題ないと思われるが、買取オプション付きのローン移籍であるという見方が強く、売るならすぐさま現金化したいアーセナルの思惑とは相容れない部分もありそうだ。

●上海上港
『THE TIMES』や『THE sun』によれば、週給30万ポンドの破格のオファーを出したと言われる。本人はUEFAチャンピオンズリーグへの出場を願っていると言われることからも実現の可能性は低そうだが、もし中国のクラブが現在のコロナ禍による経済危機を乗り越えることができれば、あながちあり得ない話でもない。

一方で、オバメヤンの父親がSNSでアーセナル残留を勧めたとの報道もある。先の読めないオバメヤン移籍騒動、果たしてどんな決着を見るのだろうか。

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