“速くて脆い”からフィジカルモンスターへ 名将も認める世界最高の1人への進化

チェルシー時代のサラー photo/Getty Images

6年前はここまで伸びると想像できなかったが……

チェルシーはこれまで補強面でいくつかもったいない決断を下してきた。FWロメル・ルカク、MFケビン・デ・ブライネ放出もその1つであり、現在リヴァプールの得点源となっているFWモハメド・サラーについても少しの後悔があるだろう。

サラーは2014年冬にスイスのバーゼルから加入したが、豪華なチェルシー前線陣に割って入ることはできず。2016年にはローマへ移籍し、その翌年にはリヴァプールの一員としてプレミアリーグの舞台へ戻ってきた。

それからの活躍は見ての通りだが、サラーがここまでのゴールゲッターに成長すると予想していた人は少なかったのではないか。チェルシーに来た時は小柄なアタッカーとの印象が強かったが、今のサラーはDFを背負ってボールを持つこともできるパワーを備えている。
英『GIVE ME SPORT』はチェルシーでサラーを指導したジョゼ・モウリーニョのコメントを紹介しているが、モウリーニョもサラーがフィジカルの部分で大きく伸びたと語っていた。

「全てのレベルにおいて彼は信じられないほど伸びたと思う。フィジカルはアメイジングだ。彼は速くて脆いという選手だったが、今の彼は速くて強い。彼は心理面で適応できていなかった。スイスの小さなクラブからイングランドのビッグクラブへ来たのだからね。当時の彼は発展途上の選手だったが、今では世界最高の1人だ」

サラーは単なるスピードスターではなく、ゴールを量産できるハイクオリティなアタッカーへと成長してイングランドへ戻ってきた。今の成長はセリエAで経験を積んだからこそのものだが、チェルシーサポーターの中には多少の後悔があるか。

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