来季アーセナルの最終ラインはどのような構成となるだろうか。
脆い守備はアーセナルにとって長年の悩みとなっており、今季も決して守備は安定してない。指揮官ミケル・アルテタにとって守備の整備は何よりも重要なミッションとなる。
英『Football London』も最終ラインの構成を気にしているが、まず右サイドバックはエクトル・ベジェリンが1番手候補で変わりない。今季の多くを怪我で欠場することになったのは残念だが、本来は大きな戦力だ。
他には新戦力を連れてくるプランもある。同メディアによれば、プレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)のノリッジ・シティでプレイする20歳のマックス・アーロンズに関心を示しているようだ。ベジェリンのライバル候補としては興味深い。
注目は左サイドバックだろう。昨夏にはセルティックからキーラン・ティアニーを獲得したが、こちらも怪我が長引いた。その間に左サイドバックの位置を確保したのが、本来はアタッカーを務めていた18歳のブカヨ・サカだ。
アルテタが今後もサカをサイドバックでカウントするならば、ティアニーやセアド・コラシナツとの争いは激しくなる。ここは注目のポジションだ。
最後にセンターバックだが、来季からはサンテティエンヌにレンタル移籍している若手のウィリアム・サリバが合流する予定となっている。若手ながら即戦力候補と考えられており、大きな戦力となるだろう。
さらに今年1月にブラジルのフラメンゴからレンタルで加入したパブロ・マリの存在も大きい。同メディアはアルテタが左利きのセンターバックを重要視していると伝えているが、マリはその条件に当てはまる。アーセナルはマリに関して買取オプションを行使する考えもあるとされており、マリが左センターバックの1番手候補か。
もう1人忘れてはならないのが、経験豊富なダビド・ルイスだ。サンテティエンヌからやってくるサリバ、今冬にフラメンゴからやってきたマリも経験が浅すぎる。プレミアリーグの環境を知る人物が1人は必要だ。その点で今季リーグ戦25試合に出場しているダビド・ルイスは貴重な存在となる。
新戦力候補ではライプツィヒDFダヨ・ウパメカノの獲得に期待がかかるが、ウパメカノはバルセロナも関心を示す人気センターバックだ。獲得を実現できるかは分からず、獲得できなかった場合は左センターバックがマリ、右はルイスとサリバが第1候補となっていく流れか。
攻撃面では若手も育ってきているだけに、まず整備すべきは守備だ。この最終ラインの構成で来季こそトップ4入りを狙っていけるか。
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