計“500日”以上の負傷離脱を乗り越えて マンCの25歳が迎える覚醒の時

マンCでの継続的な活躍に期待がかかるメンディ photo/Getty Images

クラブOBが期待寄せる

もはや“期待の若手”と呼べる年齢ではなくなった。マンチェスター・シティで怪我に悩み続けた25歳は今こそその真価を発揮する時だ。フランス代表DFバンジャマン・メンディの大爆発に期待が高まっている。

2017年にASモナコから大きな期待を背負ってマンCに加入したメンディ。左サイドバックの逸材として将来を嘱望されていたものの、ここまでマンCで過ごした時間を振り返ればその多くは怪我ばかりだ。試合に出れば好パフォーマンスを披露するのだが、負傷による離脱期間は加入以降で計500日以上にものぼっている。いくら才能があってもそれを試合で活用できないのであれば、そろそろクラブから見切りをつけられてしまうかもしれない。

しかし、そんなメンディに大きな期待を寄せる人物がいる。クラブOBであるバカリ・サニャ氏だ。英『Manchester Evening News』によると、同氏はここ最近のメンディは少し変わったと主張。「メンディは今、これまでに以上に集中していると思うね。最近はSNS上でも彼のことをあまり見かけないよ」と、以前の破天荒さが鳴りを潜めつつあり、プロフェッショナルとしての自覚が出てきたことを喜んでいる。さらにこの後、サニャ氏はメンディが定位置奪取へ向けて何をしなければならないか、次のようにアドバイスを送った。
「メンディはサイドバック以上の存在でなければならないよ。まるで中盤の選手のように、そして時には短距離走の選手のように振舞わなければならなきゃね。彼ならば、それほど難しいことじゃないよ。集中しているトレーニングに取り組む必要があるけどね。何か特定のものを要求された時、彼はそれに応える準備ができていなければならないんだ。チェスのようなものさ。計画を立案して、それを尊重しながら行動に移す。ペップは彼が自信を持ち、大胆不敵にプレイすることを望んでいるんだ。ピッチ上では自信を持たなければならないよ。サイドバックというものは攻撃にも参加しなければいけないポジション。仕事は多いから、集中して試合に臨んでほしいところだね」

メンディ不在の間は、ファビアン・デルフやオレクサンドル・ジンチェンコといった中盤の選手を左サイドバックにコンバートしてシーズンを乗り切ることもあったマンC。それでも同ポジションに新たな戦力を補強しなかったのは、メンディの実力を信じていたからだ。だいぶ遠回りとなってしまったが、はたしてメンディはここから今までの借りを返すほどのパフォーマンスを披露できるか。25歳がマンCの左サイドを支配する日を、多くのファンが待ちわびている。

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