センターバックもこなす“万能MF” チャンが語る最終ラインの可能性

ドルトムントのチャン photo/Getty Images

中盤も最終ラインもハイレベル

今冬にユヴェントスからドルトムントに買取義務付きのレンタル移籍を果たしたMFエムレ・チャンは、早くも中盤で存在感を放っている。

レヴァークーゼン戦では見事なロングシュートを決め、守備でも奮闘。ドルトムントにとっては貴重な戦力となっている。

あくまでチャンは中盤を本職とする選手だが、大きな強みの1つがセンターバックもこなせるということだ。184cmとサイズがあり、パワーも十分。緊急時に最終ラインをこなせるところもチームにとっては大きなプラスだ。
独『Kicker』によると、チャンもセンターバックでプレイすることを嫌がっていない。当初は抵抗があったようだが、今では守備に強みがあることを理解しているようだ。

「2年前にセンターバックを要求されていれば、僕は拒否しただろう。いや、そのポジションはやりたくないと。ただ、僕はそれに慣れてきた。ユースコーチのメーメット・ショルやシュテファン・ベッケンバウアーらは、僕が中盤でも大きなキャリアを築けるだろう。だけど、センターバックとしてワールドクラスになれると言っていた。今は自分の守備が強みになると信じている。もちろん中盤でプレイしないという意味ではないけどね」

ユヴェントスでは出番が限られていたが、ドルトムントでは再び真価を発揮できている。複数ポジションをこなせるユーティリティ性は、メンバーが限られる代表チームでも貴重な能力となるはず。今後のEUROや2022ワールドカップでもチャンの力が必要な時がくるだろう。

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