PSGの32歳が“欧州最強”チャンスメイカー? 復活遂げた天才レフティー

PSG攻撃陣を牽引するディ・マリア photo/Getty Images

ビッグチャンスクリエイト数がダントツ

前所属のマンチェスター・ユナイテッドでこそ苦しい時間を過ごしたものの、その後移籍したパリ・サンジェルマンで再びかつての輝きを取り戻している選手がいる。アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアだ。

2015年の加入以降、PSGに不可欠な選手となっているディ・マリア。ネイマール、キリアン・ムバッペ、マウロ・イカルディに彼を加えた同クラブの攻撃ユニットは強力で、フランス国内では“ファンタスティック4”という異名も付けられている。

そんなディ・マリアだが、彼の能力で最も注目したいのがそのチャンスメイク力だ。ドリブルで鮮やかに相手をかわしてから供給する正確なクロスや、落ち着いて味方の動きに合わせるラストパスは確実に相手の脅威となっている。ここまでリーグ戦で14アシストという成績も、彼がいかに最終局面で仕事をしているかを表していると言っていい。
PSGの有能アタッカーの良き相棒となっているディ・マリアだが、データサイト『WhoScored』が紹介したある統計も驚異的だ。それは今季リーグ戦におけるビッグチャンス創出数。ディ・マリアは今季なんと32回もPSGに得点となるのが合理的だったチャンスをもたらしているのだ。もちろんこれはリーグ・アンでプレイする選手の中で最高値。それどころか、欧州5大リーグでもトップだ。

なお、他の4リーグでそれぞれ最高値を記録しているのは、プレミアリーグがマンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネ(23回)、ブンデスリーガがバイエルンミュンヘンのFWトーマス・ミュラー(23回)、リーガ・エスパニョーラがバルセロナのFWリオネル・メッシ(21回)、セリエAがラツィオのMFルイス・アルベルト(16回)となっている。他リーグの有能チャンスメイカーと比べても、ディ・マリアの数字は傑出している。

今や“欧州最強チャンスメイカー”の称号は、ディ・マリアのものと言っても過言ではないか。PSGで復活を遂げた32歳がフランスの地で暴れている。

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