リヴァプール襲ったファン・ダイクの“相棒問題” 1人の男の欠場で守備が崩壊

リヴァプールのゴメス photo/Getty Images

重要度はファン・ダイクに負けない

リヴァプールの無敗がついに途切れた。まさかの相手ではあったが、2月29日に残留争いをしているワトフォードに0-3と完敗を喫してしまったのだ。

敗因は様々だが、英『Football Fancast』が嘆くのはDFジョー・ゴメスの不在だ。センターバックでフィルジル・ファン・ダイクとコンビを組んでいたゴメスは、このゲームを欠場。代わりにデヤン・ロヴレンが入っていた。

ロヴレンも悪い選手ではないが、今季のゴメスは非常に印象的だ。リヴァプールは今季リーグ戦でクリーンシートを12回達成しているが、ゴメス抜きで達成したのはたった2回のみ。クリーンシートが急増したのは、ゴメスが先発出場するようになった昨年12月7日のボーンマス戦からである。
リヴァプールの守備は現世界最高のセンターバックの1人と言われるファン・ダイクに支えられているところがあるが、同メディアはゴメスもファン・ダイクと同列に扱うべき選手と称える。リヴァプールでの重要度では、ゴメスもファン・ダイクに負けていないのだ。

ゴメスはサイドバックも務めることができるほどのスピードがあり、ファン・ダイクとともにピッチの広範囲をカバーできる。これもリヴァプールにとっては非常に大きなポイントだった。

あくまでゴメスはファン・ダイクのサポート役といったイメージがあったかもしれないが、今回の敗北でチームの守備に欠かせぬキーマンであることが証明されることになった。

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