C・ロナウドもいない、アトレティコも低迷 リーガのレベルは落ちているのか

クラシコは見応え十分だったが…… photo/Getty Images

今季は盛り上がりに欠けるとの意見も

リーガ・エスパニョーラのレベルは落ちているのだろうか。

1日に行われたレアル・マドリードとバルセロナのクラシコは見応え十分のゲームだったが、英『Daily Mail』は今季のタイトルレースがワーストに近いものではないかと問題視している。

2010年代はスペイン勢が欧州を支配していたところがあったが、その状況も変わってきている。バルセロナとレアルの実力も、やや落ちてきていると言っていいだろう。
2011-12シーズンにはレアルが勝ち点100で優勝、続く2012-13シーズンはバルセロナが勝ち点100を達成して優勝するなど、彼らはほとんど負けることがなかった。

しかし今季はレアルがすでに8試合も引き分け、バルセロナも5敗を喫している。以前のような無敵イメージが崩れてきているのは間違いない。

加えて今季はバルセロナとレアルに喰らいついていたアトレティコ・マドリードが大きく出遅れた。首位レアルと5位アトレティコの勝ち点差は12に広がっており、リーガ3強の構図は崩れた。

クラシコに限れば、やはり2018年夏にクリスティアーノ・ロナウドが退団してしまったのが惜しい。リオネル・メッシVSロナウドを見れなくなったことも、どこかクラシコのテンションを下げている。

しかも今季はバルセロナがFWルイス・スアレス、FWウスマン・デンベレを負傷で長期にわたって失っており、レアルも期待の新戦力エデン・アザールが負傷中。FWマルコ・アセンシオもシーズン前に大怪我を負ってしまい、両チームともベストメンバーを揃えることができていない。彼らが揃っていれば、クラシコはもっと盛り上がるはずだ。

チャンピオンズリーグではバルセロナ、レアルともに決勝トーナメント1回戦1stレグで勝利を逃した。実力が落ちているとの指摘が出るのも頷ける状況で、リーガ2強に物足りなさを感じているサポーターも多いだろう。

同メディアは今季のリーガに物足りなさを感じているようだが、数年前に比べると盛り上がりに欠けるシーズンか。

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