現在の欧州で最も若手が躍動しているクラブといえばどこか。おそらく多くの人がドイツ・ブンデスリーガのドルトムントをあげるのではないだろうか。DFアクラフ・ハキミにFWジェイドン・サンチョといった選手に加え、今冬加入したFWアーリング・ハーランドも前評判に違わず大活躍。後半戦に入ってからは17歳のFWジョバンニ・レイナも頭角を現し始めた。
そんな優秀な若手の宝庫と言えるドルトムントに、また新たなヤングスターが加わるかもしれない。現在U-19チームで活動している15歳のユウスファ・ムココにトップチーム昇格の話が持ち上がっているという。
ムココはカメルーンにルーツを持つ2004年生まれの選手。11歳にしてザンクト・パウリU-15でゴールを量産し、2016年5月にドルトムントの下部組織へ移籍した。今季はU-19カテゴリでここまで26試合に出場し31ゴール18アシスト。飛び級ながらチームの中心として圧巻のパフォーマンスを披露している。
そんな規格外のストライカーにはトップチームのルシアン・ファブレ監督も大きな期待を寄せている様子。英『Daily Mail』によると、同監督はムココを近いうちにトップへ昇格させる考えを持っているようだ。指揮官はこの15歳の今後について次のように語った。
「我々は現在、ムココと一緒に計画を立てている最中だ。まだいつになるか正確なことは言えないね。おそらく3月中だろうけど、まだいくつかのことを待たなければいけない状況なんだ」
ドルトムントにおける最年少デビュー記録は、2005年8月にMFヌリ・シャヒンが打ち立てた16歳11カ月(2005年8月)。今季中にデビューすれば、ムココはこの記録を塗り替えることとなるが果たしてどうなるか。ドルトムントにまた“怪物級”の若手ストライカーが加わることとなりそうだ。
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