術後3ヶ月が経過した中村憲剛 身体への負担の再認識と高まる復帰への意欲

現在、復帰へ向けてリハビリに励んでいる中村憲剛 photo/Getty Images

「サッカーがしたい。心の底から思いました」

昨年11月に負った靭帯損傷などの大怪我からの復帰を目指し、日々リハビリに励む川崎フロンターレのMF中村憲剛が、SNSで近況などを明かした。

ついに開幕した明治安田生命J1リーグの2020シーズン。王座奪還を狙う川崎はホームにサガン鳥栖を迎え入れると、終始試合を優位に進めたが、最後までスコアを動かすことができず。0-0のスコアレスドローに終わり、少々残念なスタートとなってしまった。

この一戦をベンチの外から見守った中村は、23日に自身のブログを更新すると、鳥栖戦を「先週のルヴァン杯に続き、Jリーグが開幕しました。フロンターレはホームの等々力でサガン鳥栖との対戦でした。判断が難しい状況の中、たくさんの方が等々力に足を運んで応援してくれました。ありがとうございました‼︎ 結果は悔しい引き分けでしたが、次の試合に向けてまたしっかり準備をして臨んでほしいと思います‼︎」と振り返っている。
そして「昨日2月22日で術後3ヶ月になりました」と報告した上で「先週末からステップワークとボールを蹴り始めましたが、ここまで室内とジョギングのメニューをメインにしてきた人間にとって、屋外そして芝生の上でボールを蹴ることはとても刺激的です」と明かした。

さらに「今週は1週間ステップを踏むこととボールを蹴るメニューを続けたことで新しい刺激が膝にも出てきました。ステップの負荷、ボールを蹴る衝撃は思いの外強いんだなと改めて感じています。これまでそんなことは一切感じることのない状況でやってきたのでまたひとつ勉強になっています」とコメント。復帰後に古傷と向き合っていくために必要となりそうな身体への負担を再認識する機会があったという。

また、ボールを使った練習を始めたり、等々力陸上競技場で試合を観戦したりしたことで、復帰への意欲がさらに増したようだ。「両クラブサポーターの姿、開幕戦独特のピリピリとしながらもサッカーを楽しむスタジアムの雰囲気、試合終盤上がっていくボルテージ。完全に刺激されてしまいました」や「先週からみんなが練習している近くでボールを蹴ることで、勝手にですがより試合が近づいてくる感覚、ゲームに戻るということをリアルに感じた時間でした。ああ、この空間に戻ってサッカーがしたい。心の底から思いました」と述べている。

ただ「焦る気持ちは全くありません。しっかりとひとつひとつ目の前のメニューを消化して階段を上がって行きたい」とも綴っていた中村。川崎が再び王座に座るためには間違いなくなくてはならない存在で、多くのフロンターレファンも“バンディエラ”の帰還を待ち望んでいることだろう。全治7ヶ月と診断され、今年6月ごろの復帰が予想される同選手だが、しっかりと怪我を治して再び元気な姿をピッチで披露してもらいたいものだ。

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