行きたくなかった “4年前”のスーパーヤングタレントが明かすレンタル移籍

バイエルンでプレイしていたレナト・サンチェス photo/Getty Images

遠回りな4年間に

ポルトガルに現れた若き天才MFと評価されながら、EURO2016制覇からの4年間苦しんできた選手がいる。

現在フランスのリールでプレイする22歳MFレナト・サンチェスだ。ポルトガル代表の主力としてEURO2016制覇に貢献したサンチェスは、その年の夏からバイエルンでのプレイをスタートさせた。

クラブでも大活躍といきたいところだったが、ライバルたちとのポジション争いに敗北。出番を失い、2017年夏にイングランドのスウォンジーにレンタル移籍することになる。この頃よりサンチェスのキャリアは狂い始めるのだが、サンチェスはスウォンジーに行きたくなかったという。
仏『L'Equipe』によると、サンチェスは選択の余地がなかったと振り返っている。出番を得るのが先決とはいえ、スウォンジー行きに不満があったようだ。

「僕の選択ではなかったし、行くしかなかったんだ。スウォンジーに行きたくなかった。クラブも選手も、出会った人もみんなリスペクトしているよ。彼らに感謝している。彼らは僕に全てを与えてくれたけど、僕はあそこに行きたくなかった。1番難しかったのは怪我をした時だね。練習できなかったからね。モチベーションを感じられなかったよ」

サンチェスは昨夏よりフランスのリールでプレイをスタートさせており、そこでは一定の評価を得てきている。ポルトガル代表では続々と若い優秀な選手が出てきていることもあり、サンチェスの存在感は薄くなってしまった。当初の計画とは違う流れになったかもしれないが、サンチェスはここから巻き返せるか。

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