憧れたイブラのもとで蘇った“ミランFW”「僕はただ単に……」

現在、ミランで最も勢いに乗るレビッチ photo/Getty Images

イブラ加入後は9試合6G1A

ACミランに所属するクロアチア代表FWアンテ・レビッチは、ミラノの名門クラブでの自身の活躍に疑いはなかったようだ。

2016-17シーズンから3シーズンにわたってプレイしたフランクフルトで存在感を放つと、名門の復活を目指すミランの目に留まり、昨夏の移籍市場で同クラブにレンタルで加入。過去にフィオレンティーナやヴェローナでプレイした経験もあることから、即戦力としての活躍が期待された。

しかし、いざシーズンが始まってみると、今季前半戦はわずか7試合の出場(そのうちスタメン出場は3試合)にとどまり、思うような結果を残すことができず。その結果、2年間のレンタル期間をミランが半年間で切り上げようとしているといった噂もあった。
ただ、今冬の移籍市場で元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがミランへ復帰を果たすと、レビッチの状況も一変。最前線に攻撃の起点となる大黒柱ができたことで、前を向いてのプレイやゴール前でボールに関わる回数が増え、コンスタントに結果を残すことができるようになった。そして、イブラヒモビッチ加入後はここまで公式戦9試合に出場して6ゴール1アシストと、輝きを取り戻して見せたのだ。

そんなレビッチが母国『dalmatinski PORTAL』のインタビューに応じると、今季のここまでを「ようやくコンスタントにプレイする機会ができて、自分のスキルを披露することができたよ。幸運なことに、今はすべて順調だ。ドイツと比べても、イタリアでプレイすることは決して難しいことではない。僕はただ単に、適切なチャンスを得られていなかっただけだよ。与えられさえすれば、ほとんどの場合それを活かすことができると思う」と振り返った。

さらに、大先輩のイブラヒモビッチについて「ほんの数日前のことなんだけど、僕の家族が2012年の新聞の切り抜きを送ってきてくれた。そこで、僕は彼のことを好きだと語っていたんだ。彼と一緒にプレイして、彼のクオリティと経験を間近でみるのは本当に楽しいよ。彼は僕たちをたくさん助けてくれる」と明かしている。

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