ミランがFWズラタン・イブラヒモビッチの復帰を実現させてから約1ヶ月。その効果は想像以上に大きなものがあった。
イブラヒモビッチはすでにリーグ戦で2得点を奪うなど結果を出しており、38歳になった今も高い能力を備えていることを証明している。しかし、大きいのは周囲のFWをもポジティブな流れに巻き込んでいることだ。
イブラヒモビッチが復帰してからは苦戦していたFWアンテ・レビッチも結果を残し、MFハカン・チャルハノールとの相性も悪くない。195cmのサイズを活かしてイブラヒモビッチがターゲットマンとなるため、イブラヒモビッチの周囲でレビッチやチャルハノールが前を向いてボールを持つことが可能になっているのだ。
効果はピッチ上だけではない。伊『Milan TV』によると、20歳のFWラファエル・レオンはお兄ちゃんのようだとイブラヒモビッチを慕っている。年の差は18歳もあり、イブラヒモビッチにとっても可愛い弟分といったところだろうか。
「イブラは僕にとってお兄ちゃんのようなものだ。彼は良い選手になれるよう常に僕をサポートしてくれるし、彼がピッチにいることで自信が感じられる。ピッチの上では厳しい人だけど、フットボールを離れると面白いよ」
「僕はフットボールを離れるとシャイな人間で、休養を好む。自由時間の多くは家にいて、テレビゲームをしたりしているよ。チームメイトを含めてね。ベナセルはゲームでの1番のライバルかな」
すでにピッチ外でもチームメイトの信頼を掴んでいるイブラヒモビッチは、約1ヶ月でチームの兄貴分となった。前線の選手たちはイブラヒモビッチのポストプレイを頼りにしているはずで、欧州カップ戦出場権獲得やコッパ・イタリア制覇など目標達成には欠かせぬ人材と言える。
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