バルセロナは15日に3位ヘタフェをホームに迎え、何とか2-1で勝利を収めた。勝ち点3を獲得したのはポジティブなことだが、スペイン『MARCA』は悪いところも目立った勝利と辛口だ。
1.守備が不安定
まず1つ目の問題がこれだ。守備の問題は以前から指摘され続けているが、今回のヘタフェ戦でもサイドのクロスからあっさりと失点。中の枚数は足りていたが、上手く対応できなかった。
他にも最終ラインを突破される場面が何度かあり、簡単に自陣で独走を許してしまったのは気にかかる。
2.得点力不足
守備の次は攻撃面まで指摘されている。このゲームもエースのリオネル・メッシにゴールはなく、これで4試合連続の無得点となった。アシストは決めているのだが、メッシの得点ペースが落ちるとチーム全体もトーンダウンしてしまう。ルイス・スアレスも離脱している今、誰かがメッシの代わりにゴールを決めなければならない。
3.後方からのビルドアップ
今季途中よりチームを指揮するキケ・セティエンは後方からの組み立てにこだわっており、チームのポゼッション率は高まっている。しかし今回はヘタフェが高い位置からマンマークで対応してきたこともあり、不用意なロストも目立った。
同メディアは、25日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で激突するナポリもヘタフェと似たような守備を仕掛けてくるのではと警戒している。
4.カンプ・ノウの雰囲気
今回は勝利を収めたものの、100%納得できる内容ではない。サポーターも最近の戦いぶりにフラストレーションを溜めているはずで、同メディアはカンプ・ノウの重い空気が結果に影響しないかを気にしている。サポーターを満足させるには、国内リーグの中堅クラブ相手には内容でもスコアでも圧倒しなければならない。
今後はチャンピオンズリーグ決勝トーナメントもスタートするため、状態が万全でないのは気がかりだ。誰もが納得する会心の勝利はいつ見られるのか。勝利するだけでは納得してもらえないのがビッグクラブ・バルセロナの厳しいところだ。
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