現地時間12日に行われたコッパ・イタリア準決勝第1戦でインテルに1-0と勝利したナポリ。ここまでセリエAで首位を走る強敵相手に先勝したことで、彼らの決勝進出はグッと近づいた。まだ油断こそできないが、この勝利にファンは大いに興奮したことだろう。
そんなナポリが嬉しい勝利を掴んだこの試合で最も輝いていた選手といえば誰か。データサイト『WhoScored』が選出したMOMは値千金の決勝点を挙げたMFファビアン・ルイス。当然といえば当然だろう。しかし、ナポリの中盤で奮闘したもう1人の男も忘れてはいけない。今冬チームに加わったMFディエゴ・デンメだ。
この試合にフル出場したデンメは試合を通して攻守に躍動。中盤のフィルター役を任されながらビルドアップも舵取りも担当するなど、マルチな才能を披露した。ナポリが勝利を掴んだ裏には、この男の見事な働きがあったと言っても過言ではないだろう。
そんなデンメのインテル戦におけるパフォーマンスを伊『Gazzetta dello Sport』も称賛している。同メディアは「デンメは決して類稀なるテクニックを備えた選手ではない。しかし、彼はこの試合の中でチームに不足していたバランスをもたらすことに成功した。ディフェンスラインの前に陣取り、カバーリングやビルドアップの出口となるプレイを絶え間なく繰り返した。彼とナポリはこのパフォーマンスをこれからも継続してほしいところ」と、このドイツ人MFの攻守における尽力に高評価を与えている。
前所属のRBライプツィヒでも中盤の要として随所に光るプレイを見せていたデンメ。新天地でも“縁の下の力持ち”ぶりは健在なようだ。チームにバランスをもたらすドイツ産の新加入MF。調子を取り戻し始めたナポリには頼れる28歳がいる。
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