ヨーロッパの冬の移籍マーケットがついに幕を閉じた。ユヴェントスの指揮官を務めるマウリツィオ・サッリ監督が、今冬の補強について振り返っている。
近年、移籍マーケットが開かれるたびに積極的な補強を行ってきたユヴェントス。今冬もパリ・サンジェルマンDFレイヴァン・クルザワやトッテナムMFクリスティアン・エリクセンなど、様々な補強候補の名前が挙がっていた。しかし、いざ移籍マーケットが終了してみると、新たな選手と契約を結んだのはアタランタからパルマへレンタル移籍中の期待若手MFデヤン・クルゼフスキのみ。さらに、同選手と2024年6月までの契約を締結したが、今季はパルマに残ってプレイするため、実質的にはゼロ補強となっている。
伊『sky sport』など複数の伊メディアによると、インタビューに応じたサッリ監督は「私は夏のマーケットでもそうだったが、1月のマーケットでも(クラブに対して)何も求めてはいない。ユヴェントスはすでに強力なチームだからね。私もチームの特徴を活かさねばならない。このレベルのチームで、7〜8名も選手を変えるのは馬鹿げているよ。常にマーケットに頼る必要はないんだ」と話している。
その中で、今冬にドルトムントへレンタル移籍することとなったMFエムレ・チャンと、後半戦の活躍が期待されるFWドウグラス・コスタについても言及。前者については「私は(今季ここまで)27名の選手と一緒に仕事してきた。彼の能力に関して疑いの余地はないが、起用が難しい選手がいるのは自然のこと。だから、(彼が移籍したのは)当然の結果だと思う。チームへの影響はないし、普通のことだ。こういったことは、監督が変わったときにしばしば起こる」とコメントした。
後者については「彼は違いを作ることができるので、我々は彼のコンディションを最高の状態へ導くことを目指している。我々に変化をもたらしてくれる選手だと分かっているからね。どんな試合でも考慮されるべきオプションだし、うまくマネージメントしていきたい」と語っている。
現在のチーム戦力に満足しているサッリ監督。チームのクオリティをさらに高め、ユヴェントスに1つでも多くのタイトルをもたらすことができるのか。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/