ナポリでは思ったような結果を残せなかったが、名将カルロ・アンチェロッティの監督キャリアは実に豪華なものだ。これまで指導した選手たちもトッププレイヤーばかりで、個性の強いスタープレイヤーたちを巧みにまとめ上げてきた。
今回英『GIVE ME SPORT』は、「アンチェロッティが指導した選手で組むベストイレブン」を作成しているが、顔ぶれは恐ろしいほどに豪華だ。ワールドベストイレブンと言ってもいいレベルだろう。
GKペトル・チェフ(チェルシー)
ミランではジーダ、バイエルンではマヌエル・ノイアーなどワールドクラスのGKと仕事をしてきたアンチェロッティだが、選ばれたのはチェフだ。同メディアも信じられないほど困難なチョイスと伝えているが、これは人によって意見が分かれるところか。
DF
カフー(ミラン)
アレッサンドロ・ネスタ(ミラン)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
パオロ・マルディーニ(ミラン)
さすがに最終ラインはミラン組が豪華だ。世界最高クラスの右サイドバックだったカフー、アンチェロッティ政権で235試合に出場したネスタ、ミランの絶対的なレジェンドであるマルディーニと、これほど豪華な面子が揃う最終ラインも珍しい。
ラモスは2013-14シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で劇的な同点ゴールを叩き込み、アンチェロッティにチャンピオンズリーグのタイトルをプレゼントした選手でもある。ここは外せないだろう。
MF
アンドレア・ピルロ(ミラン)
カカー(ミラン)
ジネディーヌ・ジダン(ユヴェントス)
中盤もミラン組が強い。中盤の底からゲームをコントロールした名司令塔のピルロ、アンチェロッティの下で絶対的なエースとして君臨し、2007年にはバロンドールまで獲得したカカーが入っている。
短期間ではあったものの、ユヴェントスからはジダンが選ばれている。ユヴェントスでは目立った結果を残せなかったが、ジダンは外せないとの判断だったようだ。
FW
クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
アンドリー・シェフチェンコ(ミラン)
ディディエ・ドログバ(チェルシー)
レアル時代のロナウドを外すことは不可能で、ラモスと並んでチャンピオンズリーグ制覇の立役者だ。
シェフチェンコは2004年にバロンドールを獲得しており、カカーと同じくアンチェロッティ政権を支えた名ストライカーだ。アンチェロッティはミランでもチャンピオンズリーグを2度制しており、やはりミラン時代は特別だ。
最後はチェルシーからドログバだ。アンチェロッティはチェルシーでプレミアリーグ、FA杯、コミュニティ・シールドを制したが、当時のチェルシーはドログバやフランク・ランパードを中心に超攻撃的なチームだった。
2009-10シーズンにはドログバも全44試合で37ゴールと大爆発しており、アンチェロッティ時代が1つの全盛期だったと言ってもいいだろう。
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