所属先が決まらないフランスの“天才ドリブラー” 新天地はセリエAか

昨季はレンヌでプレイしていたベン・アルファ(右)photo/Getty Images

ジェノアのエースの代役候補に

セリエAのジェノアが、かつてマルセイユやニューカッスル、パリ・サンジェルマンなどでプレイした元フランス代表FWハテム・ベン・アルファの獲得を検討しているようだ。

セリエA第12節終了時点で2勝3分7敗となっており、17位に沈んでいるジェノア。開幕戦でローマと引き分け(3-3)、第2節ではフィオレンティーナに勝利(2-1)し好スタートを切ったが、その後急失速しており、苦しい戦いが続いている。そんな同クラブにさらなるアクシデントが襲ってしまった。

ここまでチーム最多となる5ゴールを記録し、ジェノアの攻撃を牽引してきたエースのコートジボワール代表FWクリスティアン・クアメが、U-23同国代表の試合で左膝を負傷。検査の結果、前十字靭帯を断裂していることが判明し、5〜6ヶ月の離脱を余儀なくされることになった。後半戦へ向けて立て直しを図るジェノアにとって大きな痛手となってしまったのだ。こういった状況もあり、ジェノアは今冬の移籍市場で急遽クアメの代役を探すことに。その候補に挙がったのが、かつて天才ドリブラーと呼ばれたベン・アルファである。
現在32歳のベン・アルファは、フランス代表の各年代で活躍し、2007年に20歳ながらA代表デビュー。サミル・ナスリやカリム・ベンゼマらとともに、フランスの黄金世代(87年組)と呼ばれたメンバーのひとりだ。しかし、素行の悪さなどが度々問題視され、なかなか所属クラブで結果を残すことができず、チームを転々。昨季はレンヌでプレイし、リーグ・アン26試合で7ゴール2アシストを記録していたが、シーズン終了後に退団が発表され、新天地が決まらないまま新シーズンを迎えていた。

そんな中、伊『sky sport』などがベン・アルファのジェノア行きを報道。同選手は現在フリーのため、1月のマーケットを待たずして契約を結ぶことができる。ミランで苦戦を強いられているクシシュトフ・ピョンテクの復帰やスウェーデン代表FWムアメル・タンコビッチの獲得なども噂されていたが、すぐさま契約するできることがベン・アルファ獲得の後押しとなっているという。はたして、ジェノアは同選手の獲得に動くのだろうか。

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